他者と共存する世界

自分自身の存在意味を根底から肯定できるような
その意味での本当に直接的に善い生きが
社会の道徳規範から見ても善い生き方になるなんて
そんな都合のいい話は、みんなも本当は信じてないのさ

そして結局それは、世界というものの見方の違いに帰着する
世界を、俺の世界というものを含んで、結局のところは
他者と共存する世界こそを最終的なあり方として見るか、
他者と共存する世界を含んで、結局のところは
俺の世界こそを最終的なあり方として見るか、その違いだな
(永井均「倫理とは何か」)

( ´~`)ノハーイ
KYという言葉が流行ることに象徴されるように
日本人は協調性を重視します
(o゜~゜)oホエ?
本人は協調性なんて意識してなくても
子どもの頃からの刷り込みで
そういう性質になっているのです
(゜~゜)
それが日本人の精神であり美徳です
(´~`)ノハーイ
なので集団の和や秩序を乱すこと
空気を読まないこと
自分だけのけ者になること
一人だけ違うことをすること
人から嫌われることに対して
敏感になります
((;゜ロ゜)オロオロ
そして同時に
他者からの評価を非常に気にします
(o゜~゜)oホエ?
傷つけられることを言われたり
叱られたり
軽蔑されたりしたら
自分はダメな人間だと
必要以上に気にしたり自分を責めます
(つ~`)ぐすん
でも人からどう言われようと
どう思われようと
本人がそれで正しいと思って生きているなら
別に気にならないと思いませんか?
(o゜~゜)oホエ?
でもそうならないのは
個人のアイデンティティが
自分の内から芽生えるのではなく
他者や社会からの
受容や評価に拠っているからです
(ノ´~`)ノだっこ
そんな窮屈な協調社会は
いい社会でもあります
(o゜~゜)oホエ?
仲間外れにならないように
みんなで仲良く
社会のルールを守って
真面目に生きた方が
従順な従業員になったり
治安のいい社会になったりして
安全だからです
(´~`o)
資源のない小さな島国が
世界第2位の経済大国に登りつめた要因は
一致団結する協調性と真面目さにあります
(´~`o)
なので一般的な日本人が
個人主義や利己主義を毛嫌いしたり
異端を好まなかったり
出る杭を打ったりするのは
それらが日本人本来の協調主義に
反するからです
(゜~゜)ノめっ
しかしそれらは
協調主義者が望む世界に過ぎません
(o゜~゜)o
みんなで協調して生きるよりも
自分勝手に生きたいという人もいるでしょう
(o゜~゜)oホエ?
それが個人主義の世界です
(*^~^*)ノハーイ
個人主義者は
空気を読むこと
自分だけのけ者になること
一人だけ違うことをすること
人から嫌われることを
気にしてなくて
どうでもいいと思っています
(´~`)アハハ
それはアイデンティティが他者に依存してなくて
自分の内から芽生えているので
人からどう思われようと
自分は揺らがないからです
(o゜ロ゜)oガシ
ということで協調主義というのは
社会や集団をまとめる視点からすると効率的で有益でも
一個人の視点からすると
個々の価値観や自由が制限されるので
ストレスに満ちています
(´ロ`)
そんな協調生活に疲れ果てた時
人は個人主義に目覚め
他者と共存しながらもマイペースで自己完結する
やすらぎの人生が始まります
(´~`)ノハーイ

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