世界の中心で、愛をさけぶ
最終回ストーリー・あらすじ

復習用&見逃した人向けです。できるだけ詳しく書いています。

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9/10 OnAir "#FINAL" STORY.

最終話「かたちあるもの」

2004年。
一樹を助けようとしてバイクにひかれ、緊急手術を受けた明希(桜井幸子)。
なんとか一命を取り留め、ベッドに横たわる明希に対し、サク(緒形直人)が声をかける。

ほんとにもう頼むよ、明希…

サクは「小林」ではなくはじめて「明希」と呼ぶ。
そして今ではアキ(亜紀)よりも、明希への想いが勝っていることを実感していた。

生きている者への想いは、死者への想いに勝っていくという、
その残酷な事実に、返せる言葉が僕にはもうない。
アキの死と過ごした17年が、終わっていく気がした。
きっと流れる血は、いつしか君の記憶さえ彼方へと運ぶのだろう。
僕はあと何度、君の名を呼ぶんだろう。
あと何度、あんな朝を迎えることができるのだろう。
与えられた未来と失われる過去の狭間で、君の名を呼ぶ。
アキ――


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

1987年。
病院から抜け出しウルルの空を目指した二人だが、アキ(綾瀬はるか)は空港に着いたところで倒れてしまう。
だがサク(山田孝之)は引き返そうともせず、「約束を叶える」と取り憑かれたように言いながら、もう意識のないアキを背負って搭乗ゲートへ。
しかしすぐに係員に止められ、重体のアキは病院へと運ばれる。

その時アキのバッグと共に、包装紙に包まれた本のようなものが置き去りにされていた。

入院先へと連れ戻されたアキ。
病室前の廊下にいたサクは放心状態だった。
潤一郎が病院に駆けつけていた。

アキは…?
(潤一郎) まだ大丈夫だ。
そっか…。

と言ったところで、サクは極度の疲労から倒れてしまう…。


サクが倒れている間に、アキの最期の時は近づいていた。
母・綾子(手塚理美)は愛しそうにアキの手を握り、真は悔しそうにアキを見つめる。
もうなすすべはなかった。

アキは最後の声を振り絞る。

そ…ら…
ウルルに…撒いて…
わたし…
サ…ク…ちゃん……


長い夜が過ぎ、そして明けようとしていた。


サクは病院のベッドの上で目を覚ました。
看病していた母・富子に声をかける。

アキは?
(富子) 今朝ね…

何があったかを直感したサクは、点滴針を強引に引き抜いて起き上がる。
そして一直線にアキの病室へ。
だがすでにベッドは空だった。

やるせなさに襲われたサクは、思わず近くにあったマットレスや椅子を投げ飛ばす。
サクを追いかけてきた富子が慰める。

サク! やめなって。
安らかな最期だったって。
笑ってたって。
幸せそうだったって…
嘘だろ…
最後に、あんたの名前呼んだって…
嘘だ…こんなの、全部嘘だって言えよ!

その事実を認められないサクは、泣き崩れるしかなかった…。


後日。
退院したサクは家へと帰るが、心を閉ざし、両親とも言葉を交わさない。
一人で部屋に閉じこもるサク。

目を閉じると、アキがいた。
このまま、目が覚めなければいいと思った。



翌朝。
アキの葬儀がしめやかに執り行われていた。
担任の谷田部(松下由樹)をはじめとして、大木・智世・ボウズらも出席。
皆、目には涙を浮かべていた。
谷田部はサクを探すが見当たらない。

父・潤一郎に連れられ、気乗りしないまま葬儀場を訪れたサク。
だが入り口を前にしてたところで、やはりアキの死を受け入れることができず、走り去ってしまう。

一方、大木・智世・ボウズは、棺に収められたアキに献花し、最後のお別れをする。

ボウズはプレゼントするつもりで買った帽子を、
大木はブルーハーツのカセットテープを、
智世は陸上用のシューズを、
谷田部は陸上部で使っていたホイッスルを、それぞれ棺に添える。

「頑張ったね…廣瀬」と、谷田部はアキを慰めるように声をかける。


一方サクは雨が降りしきる中、防波堤へと向けて走っていた。
ただ、無我夢中で走ることしかできなかった。
途中で転んでしまい、すりむいた頬から赤い血が流れる。
心は死んでいても、自分は生きていることを実感する。
「なんで俺、生きてんだよ…」と嘆き、道路にあおむけになり、雨に打たれ続けるサク。

葬儀場。
最後に両親が献花をする。
綾子は「アキ!アキ…!」と嗚咽しながら、棺の中のアキに別れを告げる。

火葬場。
アキが灰になっていくのを寂しそうに見つめる大木たち。
そんな彼らに綾子が近づき、アキの遺品を手渡す。
ウルル出発前に録音されたカセットテープだった。

それぞれが一人になり、アキの最後のテープを聞く…


智世はかつて一緒に練習した、高校のグラウンドで…

智世へ。
智世とはじめてしゃべった日、今でも覚えてるよ。
陸上部の、練習の初日。
”タオル貸して”
屈託のない智世の明るさは、私の憧れだったんだよ。
智世の笑った顔、好き。
大きな声も好き。
だから…いつまでも、変わらないでね。



ボウズは悲しみを紛らわすように、たこ焼きを食べながら…

ボウズ。
一回、呼んでみたかったんだ。
怒るかもしれないけど、お坊さん、向いてると思うよ。
ボウズの明るいお経、いいなぁ。
聞いてみたいよ。
わらわは、バッチリ聞いておるぞよ。



大木は防波堤で、寂しそうに海を見つめながら…

大木くん、夢島、ありがとう。
私と大木くんは、ちょっと似てるかなって思ってます。
カッコつけなところとか。
実は、小心者のところとか。
もっと色んなこと話したかった。
もっと友達になれたよね、おまえさん。
サクちゃんを、よろしく。



谷田部は教室で、アキの席に座りながら…

先生、最後まで、ありがとうございました。
いつでも誰に対しても変わらない、先生の強さと優しさが、
こうでありたいと願う、私の理想でした。
恩師と呼べる人に出会えた私は、幸せでした。


それぞれが、アキの最後のメッセージに涙を流す…。

だが最後まで一緒にいるつもりだったアキは、サクへのテープは残していなかった。


真と綾子がアキの部屋で、遺品の整理をしていた。
するとアキのバッグと共に、包装紙に包まれた物体を見つける。
アキが病院に運ばれた時に、空港職員が見つけて確保されていたものだった。

真が包装紙を取ると、「ソラノウタ」という手作りの絵本だった。
サクの誕生日プレゼントのために、アキが病室で作ったのだ。
表紙はウルルの空だった。

真と綾子はアキの最後の願いを叶えるために、ウルルでの散骨を計画する。


一方、サクは今までのアキのテープの山と、夢島までの写真を前に、放心の日々だった。

心配したボウズがサクを呼び出し、大木・智世と共に防波堤に集まる。

(智世) アキ、サクには元気でいて欲しいって、思ってると思うんだ。
(大木) 気持ちわかるけどさ、焼香だけでもしに行こうよ。
アキちゃん、おまえさんに…
誰が言ったの。
誰かアキに会ったの。
(ボウズ) 会えるわけないだろ…
会えるわけないだろ!
おまえが一番よく知ってんだろ!
最後まで一緒にいた、おまえが! おまえが…!
寝てると会えるんだ、アキに。
夢見てる時は、これは夢だって思わないじゃん。
そのうち、目覚めなくなったりしてさ。


サクのすねた態度に、大木はたまらず殴りつける。
殴られ、倒れこむサク。

痛ぇだろ?
腹減るだろ? 寝るだろ? 起きるだろ? クソすんだろ? なぁ…。
廣瀬が一番欲しかったものは、おまえさんが持ってんだよ!
おい! おい…!


そう呼びかけるが、サクは心を閉ざしたままだった。


その夜。
アキの両親は散骨をするためにウルル行きを決める。
サクにも一緒に来て欲しいと、航空券がサクの家に届けられる。

(富子) アキちゃんの遺言でね、ウルルに、骨を撒いて欲しいって。
おまえも一緒にって、言ってくださってるんだよ。
もういい…
(潤一郎) 何を今さら傷ついたフリしてるんだ。
おまえが止め刺したようなもんじゃねぇか。
わかってたんだろ。あぁ、もう死ぬわって。
わかってて連れ出したんだろ。
やりたい放題やって、自分が一番かわいそうか?
悲劇のヒーローは、大威張りだな。
僕の気持ちなんか…
ほら、アキさんのためじゃなくて、自分のために泣いてるだけじゃないか。

サクはたまらず潤一郎に飛びかかる。 取っ組み合いになる二人。

どうして送ってやることひとつできない?
どうして死んだ人間の頼みひとつ、聞いてやれないんだ!
情けねえなぁ…



その夜。
大木や潤一郎に叱咤され、サクの中で何かが変わろうとしていた。
サクは「世界で一番青い空が見たい」という、アキの最後の願いが録音されたテープを聞く。 そして、ウルル行きを決意…。


オーストラリア。ウルル。
赤い大地に降り立ったサク・真・綾子の三人。
真はアボリジニの特殊な埋葬について語り始める。

アボリジニは、遺体を二回埋葬するらしい。
最初は土に埋葬して、その後で骨だけを取り出して。
その骨のすべてを木の皮にくるむ。
肉も骨もすべて、大地に戻すためらしい。
大地に戻った人間は、新たな命を育む。
アボリジニにとって、生と死は一体なんだ。


そう語り合いながら、世界の中心に辿り着いた三人。

これはアキの願いなんだ。 一緒にやろう。サク君も。

木箱に入った遺骨を取り出し、三人で分ける。
手のひらには粉になった遺骨があった。
そして真と綾子の手から、風に乗って遺骨が放たれる。
赤い大地へと旅立ったアキ…。

花を…咲かせるかしら。
土に還って…
あの子は…命を捨てて……


感極まって嗚咽する綾子。
真がそれを支える。

まだ撒くことができないサクに配慮し、「下で待ってる」と言い残して立ち去る二人。


なぜだか、世界が色を失っていた。
あんなに青かった空も、赤かった土も。
そんな世界の中で、きっと骨だけは白く、変わらない真実だった。


アキとの幸せな日々を、サクは改めて回想する。
そして今、手の中にはそのアキが…。

温度のない、重さもない、吹けば飛ぶような白い粉。
それがアキだった…


サクの哀しみは頂点に達する。
「アキーーッ!」と、ウルルの空に絶叫…。

僕の、好きな人だった――


帰国後。
結局、サクは撒くことができなかった。
アキの骨は小瓶に入れ、持ち歩くことにした。
だが今までのテープとウォークマン、そして夢島の写真は、まとめて押入れの中にしまい込んだ。


後日。
谷田部とサクが、高校のグラウンドで会話している。

ちゃんと送ってあげられた? 廣瀬…

サクは小瓶に入った骨を見せる。

これがアキなんだって思うと、やっぱりできなくて。
でも、ずっと持ってようかなって。
忘れないように? 廣瀬といたことを。
(首を振って否定するサク)
アキが、死んだことを…。

先生、俺、医者になろうかなって。
え?
やっぱり、無理ですか?
そうじゃなくて、人を救う仕事でもあるけど、看取る場所でもあるんだよ。
結局、アキに何もできなかった気がするんです。
まぁ、まずは授業出なさいよ。
はい。


普段と変わらない、サクの日常がまた始まった。
ただ、アキだけがいなかった。

それからの僕は、何事もなく過ごしながら、勉強に没頭した。
もちろん、入試のためだったけど、難しいことを考えてるのはありがたかった。
その間、他のことを考えなくて済むから。
だけど…
朝、起きると泣いている。
悲しいからじゃない。
夢から現実に戻ってくる時、またぎ越さなくてはならない亀裂があり、
僕は涙を流さずに、そこを越えることができない。


時にはアキが、すぐ近くにいるような錯覚を覚えた。
でもそれは幻想に過ぎなかった。

何度も確かめて、それでもなお、ありもしない現実に期待する。
そんなことは、あるはずもないのに。



2004年。

それが、僕の17年だった。

バイク事故に遭った明希に付き添っていたサクだが、一時病院を抜け出し、道路に落としたアキの骨を確認しに行く。しかし雨で完全に流されてしまっていた。

病室に戻ったサクは雨に濡れていた。

どうしたの?
ちょっと降られて。
ちょっと?
落として、割れちゃって。ビン。
亜紀さんを?
でもさ、これで良かったのかなって。
撒いて欲しいって言われてたのに、俺が勝手に閉じ込めてきたようなものだし。


知ってると思うけど、一樹の父親って、最低でさ。
子どもができたって言っても、それは明希の人生だし、とか言うし。
女の問題も多い人で、ほんと、誠意のかけらもなくって。
なんでそんな人、好きになっちゃったんだろうって。

でもね、今になって思ってみると、すごく色んなものもらってるんだ。
彼が居なかったら、一樹はいなかったし。
一樹がいなければ、松本君とのこともなかったし。
一人で子どもを育てる自信とか、人の助けを素直にありがたいって思う気持ちとか。
変な言い方だけど、彼がいないことが、私を育ててくれたっていうか。

亜紀さんの骨が、松本君に頑張れって、言ってくれたんじゃないの?
松本君は、それに応え続けてきたんじゃないの?
すごいことだと思う。
そんな恋はきっと、二度とないよ。
かけがえのない17年を、こんな形で、終わりにしてもいいの?



明希にそう諭されたサクは、17年ぶりに廣瀬家を訪れる。
外観は17年前と何も変わらず、2階には亜紀の部屋も見えた。

門を前に躊躇していると、散歩から帰宅した真が後ろから声をかける。

まだ生きてたのか。
あ、あの、すみません。
あの…亜紀に、亜紀さんに謝らせてください。
昔も言ったと思うが、人に会ったら挨拶しなさい。

亜紀の部屋に通されたサク。
仏壇にはサクとの結婚写真などが今でも飾られていた。
17年前にできなかった焼香をするサク。


その後、防波堤で海を見ながら会話するサクと真。
真は包装紙に包まれた絵本をサクに差し出す。

持って行こうかとも思ったんだが、
顔ひとつ見せない人間に、わざわざお受け取り頂く義理もないかなと思ってね。
まだ一人らしいな。
はい。
お父さんお母さんが、心配してらしたぞ。
そろそろ、とは思ってます。
そうか…
はい。
もう忘れたか? 亜紀のことは。
どうなんでしょう。
失礼だぞ、相手の女性に。
きっと、これからだんだん忘れていくんでしょうね。
すいません。

寂しいんだろう。
俺もそうだ。
見たくないことまで夢に見ていたのに、見なくなってね。
そのうち、思い出すのにも時間がかかるようになって。
あの時はどうだったかって、女房に確かめるようになって。
でも、忘れたいのでも、忘れないのでもなくてね。
人間は、忘れていくんだよ。
生きていくために。
まぁそんなことは、お医者様に説教をしてもな。

よく頑張ったなぁ、サク。
生死を扱う仕事は、辛かっただろう?
もう、十分だ…ありがとう。


そう言って真が頭を下げると、サクは泣いてしまう。

骨を…少しだけ、もらってもいいですか。
俺はアキを、一度もちゃんと送ってないんです。



残っていた遺骨を分けてもらったサク。
遺骨をそばに置き、亜紀が残した絵本をはじめて手に取る。

ソラノウタ

生きていくあなたへ

もしもおまえが
枯れ葉ってなんの役に立つの?ってきいたなら

わたしは答えるだろう
病んだ土を肥やすんだと

おまえはきく
冬はなぜ必要なの?

するとわたしは答えるだろう
新しい葉を生み出すためさ

おまえはきく
葉っぱはなんであんなに緑なの?

そこでわたしは答える
なぜって、やつらは命の力にあふれているからだ

おまえはまたきく
夏が終わらなきゃいけないわけは?

わたしは答える
葉っぱどもが、みな死んでいけるようにさ

おまえは最後にきく
隣のあの子はどこに行ったの?

するとわたしは答えるだろう
もう見えないよ

なぜなら、おまえの中にいるからさ
おまえの脚は、あの子の脚だ

がんばれ

散骨場所を求め、高校のグラウンドに辿り着いたサク。
17年前、亜紀が陸上の練習で日々走っていた場所だ。

走りたいだろう、アキ。

100メートル走のスタートラインに立ったサクは、
ケースから骨を取り出し、手のひらに出す。

風が吹き、骨がグラウンドに放たれた。
それと同時に、サクは走り出す。17年前の亜紀のように。
走りながら、骨が撒かれていく。

追いつけない速度で去っていくアキを、
僕はもう、捕まえることができない。
生きている限り、君と僕とは遠くなるばかりだろう。
だけど、僕は走ることをやめない。
走り続ける僕たちの足跡は、
君がいた、証だから…


絵本の最後のページは「がんばれ」という言葉で締められていた。
その隣には、笛吹いてサクを励まそうとする、アキのイラストが描かれていた。

走り終わったその時に、
君に笑って会えるだろう――。


最終話終わり。



―エンディング―

スタッフロールと共に、主要人物のその後の人生の1シーンが描かれていく。

智世が継いだ薬局から、小学生の女の子が「行ってきます!」と言って元気に飛び出していく。
お弁当を忘れたことに気づいた智世は、娘を追って、「亜紀!」と呼びかける。
智世は自分の娘に、亜紀と名づけたのだ。しかし、智世の夫は大木ではなかった。

寺を継いだボウズは立派なお坊さんになっていた。
たこ焼きパパの店に寄り、「托鉢」と言って、昔と同じようにたこ焼きをせがむ。

大木も漁師になったのだろう。小さな男の子もいた。
そして自分の船には、夢島でのサクと亜紀の写真が飾られていた。

谷田部はまだ教師をしていた。
文化祭でロミオとジュリエットを企画し、二人を思い出す…。

真と綾子は夢島が見える防波堤に重箱を持ち込み、食事をしていた。
カニクリームコロッケを取ったところで、亜紀を思い出し微笑む二人。

潤一郎と富子は写真館でもくもくと仕事をしていた。
その一角には、一樹の小学校の入学写真が飾られていた。
一樹の隣には笑顔のサクと明希が写っていた。


故郷の田園風景の中、後ろに明希と一樹を乗せ、3人乗りの自転車で走るサク。
はじけた笑顔を見せる3人。

そしてサクは、これからも走り続ける――。



―ラストシーン―

最後に幻想的なラストシーンが映し出される。

サクは人生を走り終えたのだろうか。
防波堤に辿り着くが、そこには誰もいない。

その時、後ろから肩を叩かれる。
振り返ると頬に指が当たった。目の前には微笑む亜紀がいた。

びっくりした?
したよ…

笑顔で見つめあう二人。
美しく暮れていく夕陽を見つめる。
そして手を取り、静かに歩いていく…。


最後に、絵本の背表紙が映し出される。

美しい青い空。

世界の中心で、愛をさけぶ
fin







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