世界の中心で、愛をさけぶ

白血病について


ABOUT "LEUKEMIA".  (8/16設置)

「世界の中心で、愛をさけぶ」のヒロイン・亜紀が冒されてしまう難病が白血病
私もよく知らなかったのですが、白血病について簡単にまとめてみました。

ドラマ版:亜紀の病状経過
2話:歯みがき中に口内炎に気づく。
3話ラスト:テスト中に鼻血を出す。
4話:陸上部の練習後、貧血で立ちくらみ。
5話:病院で血液検査が必要だと言われる。タイムポスト前で立ちくらみ。夢島から帰る時に倒れる。
6話:急性白血病で入院。無菌状態での治療が続く。
7話:自分が白血病であることに気づく。1日だけの外泊許可。抗がん剤による治療が始まる。
8話:抗がん剤の副作用で髪が抜け始める。
9話:抗がん剤による治療に進展がなく、ついに体力の限界になり投与を見合わせる。亜紀はスキンヘッドに…。
10話:亜紀はウルルに行くため重体のまま病院を抜け出すが…。これ以降はストーリー参照。

[Topics] 骨髄バンクに「セカチュー」効果
骨髄バンクに「セカチュー」を見た人による問い合わせが多いらしく、今年は1年間のドナー登録者数が過去最高になる見込みとのこと。
骨髄移植推進財団は「作品に共感した人を中心にドナー登録が増えているのではないか」と分析。
この作品をきっかけに多くの命が救われるのだとしたらいいことですね。
ソース記事:日経新聞(2004/09/15)
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・続報
2004年の骨髄バンク登録者数が発表され、過去最高を記録していることが分かりました。
その原因のひとつに「世界の中心で、愛をさけぶ」が挙げられています。
ただ、ほぼすべての患者に適合する提供者の確保には、まだあと10万人ほどの登録が必要とのことです。
ソース記事:産経新聞(2005/1/28)


1. 白血病 はっけつびょう Leukemia

未熟な白血球が異常に増えすぎる病気。血液、あるいは血液をつくる組織の癌ともいえる。

血液は骨髄でつくられるが、ここで未熟な白血球が異常にふえると、末梢血液にもあらわれ、正常な血球がつくられなくなる。赤血球がへって貧血になったり、血小板が減少して出血しやすくなる。

また成熟した白血球が少なくなるため、体の免疫力が低下して細菌やウイルスなどに感染しやすくなる。

引用元: (C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.


2. 白血病の原因

原因はよくわかっていないが、最近注目されているのはウイルスで、成人T細胞白血病をおこすウイルス(HTLV)がすでに発見されている。また放射線や、化学薬品、染色体の異常も関係すると考えられている。

なお白血病は遺伝病ではなく、伝染もしない。

引用元: (C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.


3. 発生率

わが国の白血病発生率は年々増加傾向にあり、1999年では、
年間人口10万人当り5.3人(男5.4 、女3.8)で、年間6,100名以上が死亡している。

小児から青年層においては、白血病は最も発生頻度の高いがん。
青年層の死因としては、事故死に次いで第二位を占めている。

引用元: わかりやすい白血病の話

意外に多いですね…これは驚きました。そう考えると身近な病気に思えてきます。


4. 白血病の主な種類

骨髄球がふえたもの … 骨髄性白血病
リンパ球がふえた場合 … リンパ性白血病

それぞれ急性慢性とがある。
急性は白血病細胞が未熟な場合、慢性は未熟だった細胞が成熟しつつあることが多い。

子どもや若い人では急性リンパ性白血病が多く、中年では慢性骨髄性白血病、高齢者では急性骨髄性白血病が多い。

引用元: (C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

亜紀の病名は急性リンパ性白血病?(未確認)


5. 急性白血病の症状

高熱、歯ぐきや粘膜、皮下からの出血、貧血がおもな症状。

引用元: (C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

ドラマ中の亜紀の症状は実際の病状に忠実だと思われます。


6. 白血病の治療

治療はおもに、放射線療法と化学療法(薬物療法)がおこなわれる。
急性の場合これらの治療をすれば、90%以上が3年以上にわたって白血病の細胞がでなくなり、約50%はほぼなおるとされている。
骨髄移植も盛んにおこなわれるようになっている。
引用元: (C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

なお治療中に髪の毛が抜けるのは、抗がん剤(薬物療法)による副作用。


7. 骨髄移植とは (Bone Marrow Transplantation)

他人または本人の健康な骨髄を移植し、造血機能を回復させようとする治療法

白血病や重症の再生不良性貧血、悪性リンパ腫、重症の複合免疫不全症、一部の遺伝性血液疾患、 そのほか、小細胞性肺癌、乳癌などの化学療法にともなう骨髄機能不全の患者に対しておこなわれる。

骨髄は骨の内部にあるやわらかい組織で、造血機能をもつ赤骨髄(赤色骨髄)と、これをもたない黄骨髄(黄色骨髄)とがある。子どものころは体のすべての骨が赤骨髄でできているが、成長とともに脂肪化して黄骨髄におきかわっていく。成人で赤骨髄があるのは胸骨、背骨、骨盤など。

同種移植では、白血球の組織適合抗原(HLA)が一致することが必要となる。HLA抗原が一致するのは兄弟でも4人に1人、他人だと500〜数万人に1人の確率とされ、骨髄バンクの充実がもとめられている。

引用元: (C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.


なお白血病についてより詳しく知りたい方は、わかりやすい白血病の話などのサイトや書籍などをご覧ください。

こちらのサイト海好きも白血病について体系的にまとめられていて便利です。


私たちが協力できること

1. ドナー登録

日本骨髄バンクのサイトでドナー登録の方法などについて学べます。
ドナー候補者が見つからない患者さんがまだ約2割いるということです。
なお20歳未満の方は登録できません。


2. クリック募金


↑は有名なクリック募金サイトですが、「価格.com」の項目から骨髄移植推進財団(日本骨髄バンク)へのクリック募金ができます(2004/8現在)。1日1回募金できます。


3. UDがん研究ボランティアに協力

PCにソフトをインストールして起動させておくだけで、白血病・がん治療薬の解析に協力できるプロジェクト。 詳しくはUD-Team2chサイトの「はじめに」をご覧ください。
専用ソフト(UDAgent)のインストール方法もこちらのサイトに載っています。


4. さい帯血バンクに登録 (8/22追記)

日本さい帯血バンクネットワーク
さい帯血移植とは、赤ちゃんのへその緒や胎盤から採取した臍帯血を、白血病などの患者に移植する方法。
さい帯血の提供ができるのは、お産をされる妊婦さんだけですが、興味がある方は上記のサイトをご覧ください。



関連書籍 (10/26追記)

最近白血病に関する本を2冊読んだので、その個人的な感想を書いておきます。



神様、何するの… 「神様、何するの…―白血病と闘ったアイドルの手記」
吉井怜 (著)  幻冬舎文庫  \520  Amazon / 楽天BOOKS / 7&Yicon

アイドル・吉井怜さんが白血病と闘った時の記録や想いを書き残した闘病記。 アイドルとして活躍していた吉井怜さんが、突然倒れて白血病と告知され、入院して辛い治療を受けながらもその苦難を乗り越えていく…という過程が描かれています。 吉井さんの前向きな姿勢は心を打つものがあるのと同時に、読んでいて親近感も感じられる内容でした。

また白血病の治療が辛いものであることも改めてよく分かります。 治療中に副作用で髪が抜け落ちてしまいますが、アイドルであるにも関わらずその点はあまりショッキングに書いていません。 それよりもひっきりなしに続く嘔吐、未来への不安、放射線治療による不妊、記憶が失われてしまうほどの移植手術…など、その治療自体がとても重く辛いものであり、健康に生きられることの幸せを感じずにはいられません。
読みやすい内容なので、白血病とはどういうものなのか知りたい人にもおすすめです。



永遠の愛を誓って 「永遠の愛を誓って――二十歳で逝った成美さんの記録」
安積政子+藤保秀樹(著)  宝島社文庫  \580 Amazon / 楽天BOOKS / 7&Yicon

突然白血病に冒され、病魔と闘うことになった女子高校生・成美さんの闘病記と、その恋人との往復書簡をまとめたもの。初版は1991年で当時ベストセラーだったそうです。

この本は「世界の中心で―」の設定と似ているという指摘があったので、どこらへんが似てるのかなと思って読み始めましたが、読んでいて引き込まれる内容でした。 「世界の中心で―」はどこかでフィクションだと思って見ていたわけですが、これは現実なのでショッキングです。

亜紀が病魔に蝕まれて衰弱していく姿が、特にドマ版では強調されていましたが、この本ではそれがリアリティをもって迫ってきます。 薬漬けの副作用でついに失明までしてしまう最終章は、読んでられないほどに壮絶。
そんな状況だからこそ、成美さんの心の支えとなった恋人との暖かい手紙のやり取りが心に沁みます。 そして読み終えた後は、非情な結末にしばしの呆然…。

「感動」や「涙した」という言葉では片付けられないものがこの本にはあって、命の重さや生きられることの大切さを考え直せます。 読み継がれるべき名作!



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