2009.3.7up
♥８話のカップル
啓(玉木宏)――愛瑠(香里奈) →ファミレスでお子様ランチ
諭吉(DAIGO)――芽衣(貫地谷しほり) →レストランで結婚報告
旺次郎(松田翔太)――海里(吉高由里子) →動物保護センター
菊田(谷原章介)――玲子(小島聖) →男性陣を集めて妊娠報告
--感想--
今回はラストに繋がっていく間の途中経過という感じでした。 啓×愛瑠と、諭吉×芽衣のカップルは、愛瑠と芽衣の方が先に相手に好意を持ったけど、 啓と諭吉もライバルの存在によって火がついたのか、気持ちを抑えることができなくなった。 今後は、啓と諭吉、愛瑠と芽衣が、互いに友情関係にあることが重石でしょうか。
誕生日前日の夜、海里は旺次郎の愛情やプロポーズによって、タナトスを克服してエロスに目覚めたのでしょうか？ そうであれば、愛する人の存在が生きる理由になるという、野島さんがＳＯＳなどで描いたパターンでもあるけれど、 タナトスとエロスのサブテーマに、残り２話で何らかの決着があるといいです。
菊田はすっかり悪役的に描かれているけど、今作がラブコメであることや、近年の野島作品の傾向からいって、悲劇的な話になるとはあまり思えません。 玲子が４話で見抜いた通り、菊田が「ラブシャッフルを支配」しているのなら、「あなたは何かの実験をしている」とあるので、海里の失踪はその実験の一環だという推測もできます。
ところで、シナリオ本「ラブシャッフル(1)」(小学館文庫 \580)を買いました。 この本は野島さん初のシナリオ本で、実際の台本は見てないので断言はできませんが、基本的に台本のまま収録されていると思います（今までの野島ドラマの書籍はすべて台本を元にノベライズ(小説化)されたもの）。 野島さんがどのような形でシナリオを書いているのか、それが直接わかるということもあり、ファンには待望の一冊といえます。
3月6日発売
シナリオ本「ラブシャッフル(1)」１〜５話収録 (全２巻。第２巻は4月7日発売)
小学館 / Amazon / セブン＆ワイ
/ 楽天ブックス
♥８話のカップル
啓(玉木宏)――愛瑠(香里奈) →ファミレスでお子様ランチ
諭吉(DAIGO)――芽衣(貫地谷しほり) →レストランで結婚報告
旺次郎(松田翔太)――海里(吉高由里子) →動物保護センター
菊田(谷原章介)――玲子(小島聖) →男性陣を集めて妊娠報告
(玲子) 私の夢は、もっともきれいな政治家をつくることなの
有権者の半分は女性なの
誰も彼も、世界に自慢できる政治家はいないでしょ
生まれながらに人の上に立つ資質
華のある総理大臣を、私がつくるの
有権者の半分は女性なの
誰も彼も、世界に自慢できる政治家はいないでしょ
生まれながらに人の上に立つ資質
華のある総理大臣を、私がつくるの
(啓) 俺はかわいそうな話とか
ほら、アフリカじゃ飢えた人がいるとか
戦争で難民がとか
いやもっと普通に、気の毒な事故とか
不況で倒産だとかだって、そういうの
ニュースとかも痛くて見れないんだよ
(愛瑠) はいはい、あんたは特別優しい人間なのね
だから逆だって言ってんだろ
俺はさ、優しくない自分を見て嫌な気分になるんだよ
なんで助けないんだ、助けられないんだってね
(菊田) 気持ちはわかるけど、そこまで思いつめなくても
世間じゃ俺、一流企業の部長で
よく言う勝ち組にいて、そこに執着してるくせに
だけど一方で、仕事のない人、リストラされた人とか
そういう人たちのこと思うとしんどいんだよ
なんで助けないんだってね
悲しい人がいても、同情するだけでいいのかよって
冷たい奴だって、情けなくて恥ずかしくて、なんか
(旺次郎) まあスーパーマンじゃないんだからさ、そんなの誰でも無理だよ
わかってるよ、わかってるけど
ほら、アフリカじゃ飢えた人がいるとか
戦争で難民がとか
いやもっと普通に、気の毒な事故とか
不況で倒産だとかだって、そういうの
ニュースとかも痛くて見れないんだよ
(愛瑠) はいはい、あんたは特別優しい人間なのね
だから逆だって言ってんだろ
俺はさ、優しくない自分を見て嫌な気分になるんだよ
なんで助けないんだ、助けられないんだってね
(菊田) 気持ちはわかるけど、そこまで思いつめなくても
世間じゃ俺、一流企業の部長で
よく言う勝ち組にいて、そこに執着してるくせに
だけど一方で、仕事のない人、リストラされた人とか
そういう人たちのこと思うとしんどいんだよ
なんで助けないんだってね
悲しい人がいても、同情するだけでいいのかよって
冷たい奴だって、情けなくて恥ずかしくて、なんか
(旺次郎) まあスーパーマンじゃないんだからさ、そんなの誰でも無理だよ
わかってるよ、わかってるけど
(旺次郎) いいか海里、おまえは自殺する
それはそれでいい
ただし、俺が死んでからにしろ
おまえは俺が死んでから、後を追うように自殺しろ
俺はタバコも辞める
人間ドックなんかにも毎年入ったりもする
つまりヨボヨボの爺になるまで、めっちゃ長生きしてやる
だからおまえも、腰曲がった婆さんになるまで、死ぬことができない
それはそれでいい
ただし、俺が死んでからにしろ
おまえは俺が死んでから、後を追うように自殺しろ
俺はタバコも辞める
人間ドックなんかにも毎年入ったりもする
つまりヨボヨボの爺になるまで、めっちゃ長生きしてやる
だからおまえも、腰曲がった婆さんになるまで、死ぬことができない
(芽衣) そんな大袈裟な気持ちじゃなくて
なんだろう、啓の時とは違う、恋してるっていうより
気になる、そう、文字通りなんか気になる人がいたの
みんなの前で言ってみたはいいけど
少しづつ私、バランスを崩していったっていうか
だってそうでしょう？
同時に二人の人が心に存在するなんて
私そんな女なんかじゃない
なんか自分のこと、どんどん嫌いになりそうで
それで、気になる人がもっと大きくならないうちに
(諭吉) 心から追い出したんですね
うん
それで宇佐美さんと予定通りに
そう、なんか今はスッキリした気分
だから過去形
そうですか…
なんだろう、啓の時とは違う、恋してるっていうより
気になる、そう、文字通りなんか気になる人がいたの
みんなの前で言ってみたはいいけど
少しづつ私、バランスを崩していったっていうか
だってそうでしょう？
同時に二人の人が心に存在するなんて
私そんな女なんかじゃない
なんか自分のこと、どんどん嫌いになりそうで
それで、気になる人がもっと大きくならないうちに
(諭吉) 心から追い出したんですね
うん
それで宇佐美さんと予定通りに
そう、なんか今はスッキリした気分
だから過去形
そうですか…
(愛瑠) 普通の人はさ、世の中に気の毒なことがあれば、同情はする
だけど、ウサが同情を越して、苦しんでいるとしたら
ひょっとして、ほんとにスーパーマンとかスパイダーマンなんじゃないの？
(啓) なに言ってんだよ
だからさ、逆を言えば、ウサたんは多くの人を救えるのに
救えないでいるから、苦しんでるのかも
だけど、ウサが同情を越して、苦しんでいるとしたら
ひょっとして、ほんとにスーパーマンとかスパイダーマンなんじゃないの？
(啓) なに言ってんだよ
だからさ、逆を言えば、ウサたんは多くの人を救えるのに
救えないでいるから、苦しんでるのかも
--感想--
今回はラストに繋がっていく間の途中経過という感じでした。 啓×愛瑠と、諭吉×芽衣のカップルは、愛瑠と芽衣の方が先に相手に好意を持ったけど、 啓と諭吉もライバルの存在によって火がついたのか、気持ちを抑えることができなくなった。 今後は、啓と諭吉、愛瑠と芽衣が、互いに友情関係にあることが重石でしょうか。
誕生日前日の夜、海里は旺次郎の愛情やプロポーズによって、タナトスを克服してエロスに目覚めたのでしょうか？ そうであれば、愛する人の存在が生きる理由になるという、野島さんがＳＯＳなどで描いたパターンでもあるけれど、 タナトスとエロスのサブテーマに、残り２話で何らかの決着があるといいです。
菊田はすっかり悪役的に描かれているけど、今作がラブコメであることや、近年の野島作品の傾向からいって、悲劇的な話になるとはあまり思えません。 玲子が４話で見抜いた通り、菊田が「ラブシャッフルを支配」しているのなら、「あなたは何かの実験をしている」とあるので、海里の失踪はその実験の一環だという推測もできます。
ところで、シナリオ本「ラブシャッフル(1)」(小学館文庫 \580)を買いました。 この本は野島さん初のシナリオ本で、実際の台本は見てないので断言はできませんが、基本的に台本のまま収録されていると思います（今までの野島ドラマの書籍はすべて台本を元にノベライズ(小説化)されたもの）。 野島さんがどのような形でシナリオを書いているのか、それが直接わかるということもあり、ファンには待望の一冊といえます。
3月6日発売
シナリオ本「ラブシャッフル(1)」１〜５話収録 (全２巻。第２巻は4月7日発売)
小学館 / Amazon / セブン＆ワイ