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人間・失格

一人の少年が学校で死んだ。
それは、ある者のとっては残酷なゲームのゴールであり、ある者にとっては担任教師としての自分への後悔であり、そしてある者にとっては壮絶な復讐劇への決意となった…。
名門男子中学校での戦慄の悲劇と、さまざまな人々の激情を赤裸々に描く衝撃の問題作。

スタッフ | 関連商品 | 放送データ | キャスト | ストーリー

スタッフ
脚本/野島伸司
プロデュース/伊藤一尋
演出/吉田健、吉田秋生、金子与志一
挿入歌/サイモン&ガーファンクル 「冬の散歩道」 「水曜の朝、午前3時」
音楽/千住明
制作・著作/TBS

関連商品
人間・失格 DVD-BOX
[DVD] 「人間・失格 DVD-BOX」 ハピネット・TBS 全4枚BOX \22.800
[ビデオ] TBSビデオ 全4巻 各135分 \9800 (レンタル中)
[書籍] ノベライズ(ハードカバー)/幻冬舎 \1262 (絶版)
[書籍] ノベライズ(文庫)/幻冬舎文庫 \610


放送データ
1994/7/8〜9/23 全12話 TBS系列 金曜22:00〜22:54

放送日 全12話 タイトル 演出 視聴率
07/08 第1話 イジメの法則 吉田健 14.7%
07/15 第2話 仮面の友達 吉田健 9.8%
07/22 第3話 禁じられた少年愛 吉田秋生 13.0%
07/29 第4話 引き裂かれた絆 吉田秋生 14.4%
08/05 第5話 逃げない勇気 吉田健 16.3%
08/12 第6話 最後の手紙 吉田健 20.3%
08/19 第7話 父の復讐I 金子与志一 21.7%
08/26 第8話 父の復讐II 吉田秋生 21.9%
09/02 第9話 少年の亡霊 吉田秋生 23.5%
09/09 第10話 残された標的 金子与志一 21.5%
09/16 第11話 最後の対決 吉田健 24.6%
09/23 最終話 明日に架ける橋 吉田健 28.9%

平均視聴率…19.2% / 最高視聴率…28.9%(最終話)


キャスト
・大場 衛 (35歳) - 赤井英和
大阪から上京しラーメン屋を営む。自慢の息子を有名私立の修和学園に転入させる。頑固者だが人情に厚く涙もろい性格。

・森田 千尋 (23歳) - 桜井幸子
新米の国語教師。ドジで泣き虫のため生徒達に甘く見られている。何かと優しく接してくれる同僚の新見と仲がいいが…。

・新見 悦男 (28歳) - 加勢大周
社会科教師。善良で千尋の良き相談相手。しかし、多重人格者で盗癖がある。万引きの現場を誠に見られ、逆に追い詰めていく。

・大場 誠 (15歳) - 堂本剛
衛の息子。大阪の中学から修和学園に転校、千尋のクラスに。正義感が強いのが災いし、新たなイジメの標的に…。

・影山 留加 (15歳) - 堂本光一
千尋のクラスの委員長。写真が好きな、無口で孤独な少年。誠に愛に似た感情を持つ。

・大場 夏美 (25歳) - 横山めぐみ
衛の後妻で妊娠5ヶ月。明るくて気さく。誠の良き母親になろうと努力するが、うまくいかないのが悩み。

・影山 小与 (32歳) - 荻野目慶子
衛が好意を抱くスナックのママで、留加の母親。母子家庭で留加を溺愛しているが、最近息子の考えが理解できず不安に。

・武藤 和彦 (14歳) - 黒田勇樹
千尋のクラスのいじめられっ子。誠に助けられるが、イジメの標的が誠に移ると、その先鋒となり追い詰めていく。

・宮崎 信一 - 斉藤洋介
体育教師で学年主任も務める。熱血タイプに見えるが、コンプレックスのはけ口として生徒をいじめており、誠には特に辛くあたる。

・松野 裕次 - 反田孝幸
いじめグループの一人。後半では改心するが、学校側に協力しようとしたため新たなイジメの標的に。

・間中 俊平 - 国分博
いじめグループの一人。後半では衛に脅されイジメに加担した人物の名前を教えた後、交通事故に遭う。

・戸田 哲雄 - 小橋賢児
いじめグループの一人。後半では衛の復讐から守ってもらうため、千尋にイジメの事実を告げる。

・須藤 久 - 井川比佐志
刑事。衛が宮崎殺害の犯人と見抜く。粘り強い捜査の中で人間味を感じさせる。

・坂元 憲吾 - 伊達昌平
刑事。須藤と共に宮崎殺害事件を追う。明るい性格で千尋に気がある。


ストーリー
第1話 イジメの法則

社会人野球の選手をやめてラーメン屋を開業した衛は、自慢の一人息子・誠を名門私立の 修和学園に編入させた。 誠は後妻の夏美と小さなトラブルはあるが、明るく素直に育っていた。 千尋が担任するクラスに入った誠は、入学早々イジメの現場を目撃し、ホームルームでイジメを撲滅しようと演説する。 翌朝、誠の机の上には、一輪の菊を活けた牛乳瓶が置かれていた。


第2話 仮面の友達

誠が受ける陰湿なイジメは、日ごとにエスカレートしていった。 しかし担任の千尋は、誠の努力ですでにイジメはなくなっていると信じていた。 ある日、誠は社会科教師の悦男が本屋で万引きするところを見てしまう。 悦男は誠に、自分は窃盗癖があると告白するが、誠は誰にも話さないと誓った。 誠には悦男が自分の味方になってくれそうな人物に思えたのだ。


第3話 禁じられた少年愛

写真部顧問の悦男が衛の店に立ち寄り、写真部のカメラが盗まれたと嘘をついた。 誠がカメラをもらったと話していたため、衛は誠が犯人ではと疑う。 自宅でカメラを見つけた衛は悦男のもとに届けにいった。 そんな中、体育教師の宮崎の女装写真が校庭にまかれる。 激怒した宮崎は写真部を強制捜査し、誠のロッカーから問題の写真のメガを発見する。


第4話 引き裂かれた絆

写真をばらまいた犯人を誠だと決めつけた宮崎は、体育の授業中、誠だけを倒れるまで走らせた。 さらに悦男が宮崎に、体罰のことを誠から相談されたと嘘をついたため、宮崎の誠に対する憎しみはますます募る。 ある日、和彦がいじめで腕を骨折。犯人は留加だが、和彦は誠にやられたと言い出す。 連絡を受けた衛は学校に向かう。衛は怒り、誠の話を聞こうともしない。 味方だった留加や衛までが離れてゆき、級友のいじめは悪化する一方。誠はしだいに絶望の淵に…


第5話 逃げない勇気

誠はイジメに耐え切れずとうとう学校を無断欠席した。 そんなある夜、ゲームセンターにいた誠が補導される。 迎えに行った千尋は誠を部屋に招き、学校に来ない理由を問いただす。 誠は千尋にイジメの真相を打ち明けようとするが、そこへ悦男がやって来る。 翌日、衛は無理やり誠を学校に連れて行くが、誠を待っていたのはさらなるイジメだった。


第6話 最後の手紙

衛は涼から受け取った「僕は殺されるだろう」と記された誠の手紙を読み、大きなショックを受けた。 翌朝、衛は誠の遺骨を抱えて学校へ行き、登校してくる生徒たちから誠の死の真相を聞き出そうとする。 マスコミも誠の自殺を取り上げ、学校に詰めかけた。 衛は、誠の身辺に何が起こっていたのかを知りたい一心で、千尋に誠の手紙を渡す。


第7話 父の復讐I

息子を失った悲しみは、深い懐疑とまだ見えない敵に対する深い憎しみに変わりつつあった。 衛は誠の遺骨を抱え、校門の前で生徒たちに本当のことを教えてくれと懇願する。 そんな折、衛の元に匿名で封書が届く。そこには、宮崎が誠に体罰を加えている写真が入っていた。 衛は宮崎を呼び出して問い詰めるが…。


第8話 父の復讐II

衛は誠の死から立ち直ろうと、再び少年野球のコーチをはじめた。 そんななか、宮崎は誠が持ってきた写真の出所をつかもうとしていた。 写真は誠に体罰を加えているようにも見えたからだ。 悦男に頼み写真部の部屋を捜索するが証拠になるものは出てこない。 一方、誠の死のショックで学校を休んでいた留加は、自ら頭を机に打ちつけ病院に運ばれる。


第9話 少年の亡霊

生徒たちの間で、宮崎を殺したのは誠の亡霊だという噂が流れていた。 そんななか、衛は、誠が生前書いた手紙を持って、学校を訪ねた。 そして生徒たちの前で、「手紙には誠をイジメた人間の名前が書いてある」とウソをつき、誠の位牌に謝ってほしいと頼んだ。 一方、留加は悦男の机から、母親の合成ヌード写真と宮崎の体罰写真を見つけだす。


第10話 残された標的

衛は誠をイジメた人間の名前を聞き出そうと、下校途中の俊平を待ち伏せた。 衛の気迫に怯える俊平は、留加らの名前を告げて逃げ去り、その直後にバイクにはねられてしまう。 留加ガイジメに荷担していたと知り、衛はマンションを訪ねた。 しかし留加は、精神のバランスを崩し現実逃避から5日も眠ったままでいた。 衛はそんな留加の首をしめようとする。


第11話 最後の対決

千尋から連絡を受けた刑事の須藤は、衛と会う。 衛は夏美に話をしてから、翌日自首すると言い、須藤もそれを承諾した。 一方、千尋はイジメの事実を証明しようと、祐次職員会議での発言を求める。 証言を約束した祐次は、新しいイジメの標的に。 帰宅した衛は、送りつけられた誠の飛び降り写真を見て、翌朝行方をくらます。


最終話 明日に架ける橋

祐次は裁判でイジメの実態を証言すると約束していたが、自分に対するイジメを恐れ取り止めてしまった。 一方、刑事の須藤は、衛が逃亡したのは悦男を殺すためと推測。 悦男の身辺を警戒しだす。 同じころ祐次は、夏美から、証言をすべきだと詰め寄られ苦悩していた。 その夜、電話の逆探知によって、衛は職員室にいると判明する。

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