ドラマ
Home > 聖者の行進 > 名セリフ+解釈

> 番組情報 (index)
・ 名セリフ+解釈
> テーマ1
> テーマ2

「聖者の行進」 セリフ+解釈


8話の宇野のセリフだけです..

[8話] 老弁護士・宇野のセリフ

強くなることはないです
弱い自分に苦しむことが大事なことなんです
人間は元々弱い生き物なんです
それなのに、心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする
強くなるということは鈍くなるということなんです
痛みに鈍感になるということなんです
自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる
自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する
痛みに鈍感になり優しさを失う
いいんですよ、弱いまんまで
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい
人間は弱いままでいいんですよ、いつまでも…
弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい

セリフ解釈 (Fumi)

ここで言われている強さ弱さはおそらく
弱い=敏感=傷つきやすい=他人の痛みもわかる
強い=鈍感=傷つきにくい=他人の痛みもわからない
ということだと思います。
つまり能力的なものではなく、感受性の問題でしょうね。
鈍感な人間は人の痛みが分からないから、簡単に人を傷つけてしまう。
だから弱いままでいいのだけど、弱いままでいるのは辛いことだから、強くなろうとしてしまう。痛みをごまかしていく。
しかし傷ついた者の気持ちは、傷ついたことのある人間にしか分からない。
弱い人間ほど他人の痛みを理解し、優しくなれる。


GoTop  

Home > 聖者の行進 > 名セリフ+解釈


Copyright Fumi since 1998