ドラマ
高校教育,教師と生徒(高校生)との禁断の愛
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ここは1993年放送の野島伸司脚本ドラマ「高校教師」コーナーです。
2003年版の高校教師についてはこちら

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高校教師

TBS/1993年作品

人はなぜ人を愛してしまうのか
それがたとえ禁断の愛だとしても…
ある女子校を舞台に、聖職の中ではタブーとされていた
教師と生徒の恋を、ハードかつロマンチックに描く純愛ドラマ
(当時の番組キャッチコピー)

スタッフ | 関連商品 | 放送データ | キャスト | ストーリー

スタッフ
脚本/野島伸司
プロデュース/伊藤一尋
演出/鴨下信一、吉田健、森山亨、小池唯一
主題歌/森田童子 「ぼくたちの失敗」
音楽/千住明
制作・著作/TBS

関連商品
高校教師 DVD-BOX [DVD] 「高校教師 DVD-BOX」 ポニーキャニオン 全4枚BOX \18800
[ビデオ] TBSビデオ 全4巻 各135分 \9800 (レンタル中)
[書籍] ノベライズ(ハードカバー)/青春出版社 \1456 (絶版)
[書籍] ノベライズ(文庫)/青春出版社 \544 (絶版)
[書籍] ノベライズ(文庫)/幻冬舎文庫 \533 (絶版?)

[サントラ] 「高校教師サウンドトラック」 WARNER MUSIC JAPAN \2900 (廃盤)
[主題歌CD] 森田童子「ぼくたちの失敗〜森田童子ベストコレクション」 東芝EMI \2913
[その他] ドラマ中に出ていた本:利己的な遺伝子/リチャード・ドーキンス

放送データ
1993/1/8〜3/19 全11話 TBS系列 金曜22:00〜22:54

放送日 全11話 タイトル 演出 挿入歌 視聴率
01/08 第1話 禁断の愛と知らずに 鴨下信一   20.4%
01/15 第2話 嘆きの天使 鴨下信一   15.5%
01/22 第3話 同性愛 吉田健   15.8%
01/29 第4話 僕のために泣いてくれた 吉田健 男のくせに泣いてくれた 17.0%
02/05 第5話 衝撃の一夜 森山亨 G線上にひとり 19.5%
02/12 第6話 別れのバレンタイン 吉田健   17.6%
02/19 第7話 狂った果実 吉田健 ぼくが君の思い出になって
あげよう
22.0%
02/26 第8話 隠された絆 森山亨 君と淋しい風になる 25.8%
03/05 第9話 禁断の愛を越えて 小池唯一 君は変わっちゃったネ 25.8%
03/12 第10話 僕たちの失敗 吉田健   28.3%
03/19 最終話 永遠の眠りの中で 吉田健   33.0%

平均視聴率…21.9% / 最高視聴率…33.0%(最終話)

※挿入歌は「ぼくたちの失敗」以外で各話のラストシーン(9話はオープニング)で使われた森田童子の曲です


キャスト
・羽村 隆夫 (32歳) - 真田広之
大学院で生物学を研究していたが、主任教授から期限付きで女子校への赴任を命じられる。その教授の娘・千秋と婚約中。 しかし女子高の登校初日、不思議な少女・繭に出会って…。

・二宮 繭   (17歳) - 桜井幸子
日向女子高校2年の孤独な少女。 純粋で母性的な存在。 羽村に信頼ともいえる好意を寄せる。

・新庄 徹   (33歳) - 赤井英和
日向女子高校の体育教師。情に厚く熱血漢で、羽村の良き相談相手。息子の親権問題を抱えている。

・藤村 知樹 (32歳) - 京本政樹
日向女子高校の英語教師。二枚目で女生徒に絶大な人気があるが…。

・相沢 直子 (17歳) - 持田真樹
日向女子高校2年で繭の友達。藤村に好意を寄せるが、関係を強要されて…。

・二宮 耕介 (48歳) - 峰岸徹
活躍中の彫刻家で繭の父親。 娘と羽村の仲を引き離そうとする。

・佐伯 麻美 (18歳) - 中村栄美子
日向女子高校3年でバスケット部のキャプテン。ボーイッシュなので女性徒から人気がある。繭に好意を寄せる。

・三沢 千秋 (24歳) - 渡辺典子
羽村の研究室の教授の娘で、羽村の婚約者。しかし羽村への愛情はなく、打算的な結婚を望んでいる。

・樋口 尚樹 (32歳) - 黒田アーサー
羽村の研究室の同僚。羽村の婚約者の千秋と肉体関係にある。

・三沢 祐蔵 - 小坂一也
羽村の研究室の主任教授。羽村の書いた論文を、自分の名前で発表したことがある。


ストーリー
第1話 禁断の愛と知らずに

大学院助手から女子校教師になった羽村隆夫は、3学期の始まる朝、キセルの疑いで捕まった生徒、二宮繭を助ける。 羽村を信頼できると感じた繭は、校舎の前で突然「守ってあげる」と。 同僚教師の宮原志乃から生徒との恋愛は厳禁と忠告されるが、繭が急接近。 帰宅する羽村を尾行し、部屋に上がり込む。 その時、羽村の婚約者の三沢千秋が来訪し、繭は逃げ帰る。 数日後、繭は千秋が見知らぬ男とホテルに入るのを目撃する…。


第2話 嘆きの天使

繭は毎朝下駄箱に「助けて」という手紙を入れるが、羽村は誰の仕業かわからない。 羽村はバスケット部顧問になり、羽村を慕って繭も入部する。 一方で、視聴覚教室まで藤村にマフラーをプレゼントしに行った直子は、藤村にレイプされ、その一部始終をビデオカメラに撮られてしまう。 ラブホテルに入るのを目撃した一件で繭は千秋に会うが、羽村との結婚は打算だと聞かされる。繭は怒り、千秋をエスカレーターから突き落としてしまう。


第3話 同性愛

バスケット部主将・佐伯麻美は同性愛の女子生徒で、繭と親しくする羽村が気にくわない。 体育用具室に閉じ込めたり痴漢の被害者を装ったりと、羽村を陥れようとする。 レイプされた直子は数日学校を休んだ後、元気なフリをして登校するが、ビデオをネタに藤村から関係を強要される。 また、千秋を病室に見舞った羽村は、樋口と千秋が抱き合う場面を目撃し、婚約者に長い間裏切られていたことに初めて気づく。


第4話 僕のために泣いてくれた

佐伯麻美へのレイプ未遂の噂で、女子生徒は羽村の授業を集団でボイコット。しかし、繭だけは彼を信じてくれる。 嫉妬に狂った麻美は生物室にあった硫酸を羽村にかけようとするが、羽村をかばった繭に直撃しケガを負ってしまう。 羽村は千秋から愛されてないことを聞かされ、悩んだ末に結婚を解消する決意を決める。 そのことを小沢教授に報告に行くと、研究室には二度と戻れないという真相を知らされる。 すべてを失いボロボロに傷ついた羽村は、繭と動物園に訪れるが、感情が押さえ切れなくなり繭の前で号泣。繭も隣で涙を流す…。


第5話 衝撃の一夜

羽村の兄が新潟からやって来るが、婚約破棄したことを問い詰められる。が、兄弟ゲンカをした後に、両親には俺からうまく話しておく、と弟を思いやる。 自分を暖かく見守ってくれる繭に愛情を抱き始めた羽村。 吉祥寺で映画を見た後、鎌倉へ海を見に行く。 しかし、時間ばかり気にする羽村に腹を立てた繭は、彼の時計を放り投げ、いつまでも帰ろうとしない。 最終電車もなくなり、とうとう二人は鎌倉の旅館で一夜を共に過ごすことに…。


第6話 別れのバレンタイン

羽村との無断外泊で停学処分を受けた繭。 羽村のアパートにやって来た耕介は、密告したのは自分だと告げ、「繭は君の手におえる子ではない」と忠告する。 教育実習生の田辺里佳の歓迎会で、羽村は新庄に繭と一泊したのは本当だと告白し、怒った新庄に激しく殴られる。 新庄の「二宮はどうするんや」という言葉で繭の将来を考え、繭のために距離を置こうと決意した羽村は、バレンタインデーの深夜の学校で、一方的に別れを切り出す…。


第7話 狂った果実

羽村との別離のショックから、繭は毎夜盛り場を遊び歩くようになる。 そんなある日、繭は男たちにマンションに連れ込まれレイプされそうになるが、風俗嬢の亜弓に助けられる。 一方、直子は体育の授業中に倒れて病院に運ばれ、妊娠していることが発覚。新庄にも知られてしまう。 藤村に執拗に関係を迫られる直子は、新庄に協力してもらい中絶手術に望む。 繭は、親しくなった亜弓のマンションに泊まった翌朝、浴室で自殺していた亜弓を発見して強いショックを受ける…。


第8話 隠された絆

溝ができてしまった羽村と繭の関係だが、そのスキに教習生の里佳が羽村に好意を寄せ積極的にアプローチする。 才能のある羽村にとって繭の存在はマイナスだと考える里佳は、生物の期末試験中、繭にカンニングの濡れ衣を着させる。 ある日、羽村は下駄箱に「助けて」の手紙を入れる繭を目撃し、その意味を問うが繭は真相を言わない。 思い悩んだ末、繭に対して真剣に向き合う決意を固めた羽村は二宮家を訪ねる。だが、そこで父と娘の信じられない関係を目撃する…。


第9話 禁断の愛を越えて

直子の部屋に遊びに来た繭は偶然、レイプされた時のビデオテープを見てしまう。 繭は直子のために視聴覚準備室に入り込みマスターテープを奪い、解決を託して新庄の机の上に置く。 直子の将来を考え、いったんは藤村への制裁を諦めた新庄だが、直子の腫れ上がった顔を見て激怒。 「教師の前に人間や」と、羽村の制止も聞かず藤村に鉄拳を振るう。 羽村は、その新庄の「俺が助けてやらんと、誰が助けてやるんや…」という言葉に動かされ、繭を二宮家から連れ出す。


第10話 僕たちの失敗

繭を自分のアパートに連れ去った羽村は、自分はホテルに泊まることでけじめをつけようとする。 だが連日電話をかけ、アパートに侵入しようとする狂気じみた耕介に繭と羽村は怯え、互いの心にすれ違いが生まれてくる。 繭と父親との性関係がどうしてもひっかかる羽村は、繭に思わずきつい言葉を吐いてしまい、繭は「父親の元へ帰る」と置き手紙を残して去る。 二宮家を訪ね、繭と耕介が海外に行くことを知った羽村は、成田空港へと追いかけ、耕介を刺してしまう…。


最終話 永遠の眠りの中で

タクシーで自宅に戻った耕介は「どうせ長くはなかった」と、2人をかばうため自らに火を放つ。 新庄に言われるままに平然を装う羽村だが、心の中では自首を決意。 繭は尾行する刑事をまいて羽村のアパートへ。 羽村は繭に一緒に新潟に行こうと約束するが、翌朝一人で姿を消す。これ以上繭を巻き込みたくはなかったのだ。 しかし、置き去りにしたはずの繭は同じ電車にいて…。 社会的地位を失い逃亡者となった羽村だが、愛する繭と寄り添うことで「本当の自分」を見つける…。



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