「薔薇のない花屋」情報
野島伸司脚本フジ月9ドラマ「薔薇のない花屋」情報・話題など

2話「花のように笑う人」感想

2008.01.22 Tuesday

個人的には2話は1話よりもよかったです。
1話を見た印象は謎の部分が多く、そっちの方が気になってしまったけど、
2話ですでに多くの謎が解消されて、主題はやっぱりヒューマンドラマであること。
また1話よりも野島色が全開で、内容も濃かったです。

今作のテーマのひとつが「引きの美学」と野島さんが言ってるけど、それがよく伝わるのが2話冒頭の雫の作文。
英治はお人好しで、人のために自己犠牲を厭わない人間。
それは雫が言うように確かにすごい人で、なかなか真似できないことです。
でもビデオメッセージを見ると昔はそうではなかったので、英治がどういう心境で変わっていったのか、今後明らかになると思うけど気になります。

英治とは対照的に、美桜は身体にトゲがあり、人当たりが悪い。
英治はそんな美桜にも優しく接するのだけど、それは8年前の優しい彼女とワル(?)の英治との関係に似ているのかもしれない。
彼女の優しさが英治に伝染したように、美桜も今後変化していくのでしょうか。

英治を憎む院長も、根っからの悪人ではなさそう。
愛しい眼差しでビデオメッセージに見入る姿からは、失ったものへの強い愛情が感じられて…。その裏返しとして英治を憎んでいるのでは。

2話はそれぞれの人物の優しさや愛情が感じられるシーンが多く、見ていて穏かな気持ちになれたので、今後もこのようなストーリー展開だと個人的には嬉しいですね。


投稿者 FUMI : 2008/01/22(Tue) |