美しい人TOP 野島伸司カタルシス
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.最終話の考察Part2 (12月21日討論/参加者9名)
[愛の本当と嘘。本物と偽物][京助の圭子への愛は?][京助について][美しい人とは…?][次郎の愛。純と次郎][そして感想へ…]について
■愛の本当と嘘。本物と偽物...

コロ> 誰の愛が本物に近かったと思う?
taki> みゆきの愛は嘘かなあ?俺はみゆきの愛が一番本物に近いと思ったんだけど。
ふみ> 僕もー。母性愛だよね>taki
taki> ちょっと、母性愛の肯定が野島ドラマに多いなと思いつつも、やはりみゆきかなあ。
ゆいと> 撃った瞬間の、京助のみゆきへの愛ですかね。僕は、京助は撃った瞬間二人をちゃんと愛したんだと思うんです。だから、壊れた…。二人を同時に愛したのなら、壊れたのも納得いくんですよ。

コロ> どうして一人じゃなきゃいけないんだろう?二人を愛してどうして壊れてしまうの?
ダン> どうしても比べてしまうんじゃない?>2人
taki> そーなんだよなあ>2人を愛する
ゆいと> そこが、京助の美しさでは?>コロ
taki> う〜ん。1里だけ納得>京助の美しさ
taki> 同時進行なら、完全に醜いね>2人を愛する
ゆいと> 同時進行してたのかなあ、できなかったから壊れたんだと思う。

コロ> 野島さんは京助のように壊れることを望んでいるのかな?もし望んでいないのなら、人を愛することで壊れてしまうなんて、愛そのものを否定しているようにも感じられるなあ。
taki> 愛は人を壊す。それほどのものだ。との主張かな?
ダン> 野島さんはもし壊れたとしても受けとめてもらえることを望んでいるんじゃない?>コロ
ふみ> あ、同感>ダン
コロ> そうか、母性愛…。それなら納得(^^)>ダン
taki> やはり、母性愛に帰依するのかなあ>ダン
ダン> 1人がせいぜい。2人愛すると壊れちゃうんだよ。男は。ってことかな?
ふみ> 壊れない男もいるだろうけど、京助は"美しい人"だから壊れた、とか。
taki> 野島氏には母性愛の否定はないのね。それが現時点での愛の完成形とでも......?

■エンディング「京助の圭子への愛は?」

ゆいと> 圭子のことまで忘れてしまったのがひっかかる。それが、ラストを難解にしたと思うんですよ>京助
ふみ> あぁ、圭子にすら口を聞かなかったんだよね。
taki> 肉親愛をも愛する人への愛の前では希薄になる。なにか、その愛も本物ではない。と言いたげな...>圭子を忘れる
ゆいと> 神山から祥子へのレイプを無かったことにしたんだと思う>圭子忘れる
ふみ> おぉ、なるほど>ゆいと
コロ> 過去に戻ったんだね、京助は>ゆいと
taki> ああ〜。その事実とともに記憶も無くした。かあ。う〜ん。でも都合のよさが目立つような...>レイプを忘れる
ゆいと> そう、だから逃げたように見える>taki
たてこ> 圭子のことでも先生は苦しんだんだろしね…>taki
ふみ> 京助と圭子は血繋がってないからね。心の奥に嫌悪感みたいなものがあったのかな?
ゆいと> 圭子への嫌悪感かあ、心の底にはあるかも>ふみ
コロ> 嫌悪感があったら、あんないい子に育つかな?>圭子
taki> でも、心の根底にね>コロ
ふみ> 京助も気づかない心の奥底に…それが壊れて出てきた?>コロ

ダン> 「愛」っていうのは後天的に育つ感情でしょ?だったらその愛の原石は残ってたとしても逆戻りするのは当然なのかも。京介が、圭子が自分の子じゃないって知った時の頃に…
taki> ああ、原石は祥子への愛に逆もどりしたってこと?
ゆいと> 過去に戻ったのなら、みゆきのことは消滅した。

■京助について...

ゆいと> 京助の美しさって少しずるい気がする。
taki> どうずるいの?>ゆいと
ゆいと> 京助は必要な争いすら避けて生きてきたふしがある。争いを嫌うのはわかるけど、争いは結構大切だったりする。
ダン> 「大切なモノ(プライド、愛する人)」を守る為の争いね>大切
コロ> 愛も美しさもある意味ずるいものじゃないかな。自分に正直に生きたら絶対誰かに迷惑かけちゃう>ゆいと
ゆいと> 僕、まさにそういう人間です>コロ
コロ> 誰だってそうだよ、たぶん……そう思うかどうか別として(笑)>ゆいと
ゆいと> それがつらくて仕方ないんですよ>コロ
コロ> 関わりってそういうもんだと思うよ。関わりを築こうとするのか、避けるのか、どっちを選ぶのかってことだね。
taki> 「傷つけずには愛せない」みたいな>コロ
ふみ> うん、そう思う>taki
コロ> 「傷つかずには愛せない」かな。

ダン> 傷と返り血は愛と戦いの証だ(謎)
taki> なんか、納得できるなあ。今は(謎)>ダン
taki> でも、人を好きになると忘れてるのよね〜。あ、好きになること自体、傷つくことにもっとも近いのかも?
とーや> 傷つかないで愛があるなんて。、、、それこそ神だ。人間は、醜く汚い、けれど、時に美しく素晴らしいものだって。
コロ> 一瞬の輝きを必死で追うのも悪くない。
taki> でも、「生」は一瞬の輝きなんじゃないかな。これ賛否両論だとおもうけど>コロ
コロ> その通り!だと思う>taki

■「美しい人」とは…?

コロ> 美しい人って、一人は壊れて、もう一人は刑務所……美しいってなんだ?
taki> コロ、離れて現実だけみちゃだめ(笑)
とーや> 愛によって、、、愛に苦しみ、、、、、、、、、愛に生きる人が美しい人なのかなって想う。
とーや> でも軽々しく言う「愛」には何の普遍性もないし。自分たちが死んだ後に「あれは愛だった」と言ってもらえるようなものを目指しているんじゃねいのかなあ>野島氏
ふみ> 美しさって、このドラマでは"人間らしさ"みたいな意味合いじゃないかな?
taki> おお、なるほど。「愛」は人間離れしてるかもね>ふみ

ふみ> でもこのドラマ、最終回だけ急に難解になってるよね…。
コロ> 「美しい人」って愛によって落ちていく男を描くってふれこみだったよね。その通りじゃないかな。
taki> 結局、壊れた京助は祥子と2人で一緒にいた時期以後の記憶を封印か噸走してしまった。ということか。では、ラストの京助は「美しい人」の様。だろうか?
ダン> 京介は、「美しい人でありたい」っていうのがキーワードだったんだな。その自主規制が京介自身を苦しめた。と、すれば最後のエンディングは京介にとって「美しい」って言えるん?
taki> では、決してないだろうね>ダン
ダン> 「美しい人」でありたい。っていうのは壊れた後も京介自身に残ってる。だとすれば、その「美しい人でありたい」っていう感情そのものが美しいってことかな?
taki> あ、そうね。美しい意識とでもゆーか>ダン
kiku> うん、そう思う心って美しい>ダン

コロ> 京助は次郎に引き金を引いたその瞬間から、意識の世界から無意識の世界に行っちゃったんじゃないかな?
コロ> 京助も次郎もあの瞬間に死に最も近い体験をしたんだと思う。弾は抜かれていたけど…。
taki> やはり「愛」は人間離れしている(笑)

ふみ> 美しい人の愛ってそんなに高尚なものだった?人間らしさみたいなのは感じたけど…
taki> 人間らしい人間が、高尚な愛にたどり着こうとした「様」かな>ふみ
ふみ> なるほど>taki
とーや> そうだね>taki。頑張ったじゃん、次郎だってさ。「愛」ってナンだ!ってふつー誰も真剣に考えないよ。
ゆいと> 自分から何かを探し求めてた>次郎

■次郎の愛...純と次郎...

taki> 愛について、一番考えてたのが次郎かなあ。絶対的な自信の裏で答えをもとめていたかも。
ダン> ぁ、それはわかる>taki
とーや> 「答え」を求めていた次郎は美しい。痛みをひたすら避けるけれど、、愛も欲しい2人も解らなくもない。

ゆいと> 次郎の今後はどうなるんだろう、何も変わらない可能性もあるし。
ゆいと> 純は、これからの次郎を導くためのキャラなんでしょうね。
たてこ> 次郎かわいいとこあるよね。
taki> 次郎の愛を求める様は「美しい」よね。
taki> あ、姿勢だわ。行為は違うし>次郎の愛

ゆいと> 純は次郎に裏切られたとか思わなかったのかな?
ダン> 「裏切られた」ってことは「信じたこと」の証でしょ?「信じる力」が強いんだろうね>純
taki> どーだろ。幻覚剤のときは一番思ったと思うよ>純
ダン> そういう時でも「次郎はあたしには優しいんだ」って自分に言い聞かせてた。自己愛強いかもしんないけど、強い「信じる力」が純らしさなのかもね。
taki> そう、信じる力が勝った>ダン

ゆいと> だとしたら、その後の次郎への感情はどんなものだったのかな。
ゆいと> 信じるという感情は変化したと思うんですが…
ダン> どう変化したんかな?>ゆいと
ゆいと> 信じるというより、「この人も自分と同じ」みたいな。何か彼女、便利屋みたいに扱われてませんでした?純のことがよくわからないから、違うかもしれないけど。
taki> 裏切られた。とゆう感情さえ、純には浮かばなかった。あ、ずるい言い方かな?

■そして感想へ……

コロ> 今日も楽しかったです(^^)>まとめ
たてこ> 美しい人は毎回どきどきして見れたドラマでした。また愛の形が増えた野島さん。
コロ> 素直に生きることが美しい……かな(^^;
ゆいと> 実は野島さん本人もまとまってなかったりして…
とーや> 野島さんの混乱が素直に表現されてた…かな。
ゆいと> 愛とはいろいろ。身もフタもない…
たてこ> 苦悩する岬のドラマ…最後は壊れてしまった。
TOMO> 野島さん……次の変化への探究の時期を過ぎて、早くビシッ!っと来る作品を見せてください。
TOMO> もちろん、その、次なる変化への過程における作品を世に出すのも、それはそれでいいんですけど……
コロ> うん、今回はなんとなく素直に受け入れられるドラマでした。
taki> でも、ハーブの設定はよかった。が、女性の美意識をもっと掘り下げて欲しかったなあ。
ふみ> あ〜最初の頃あったのになくなったね。確かに残念>女性の美意識
ふみ> 最終回は色々な解釈があっていいと思います。僕は人間らしい美しさを大切にしたいと思いました。
taki> 自己を犠牲にしてまで、自らの愛を守り、愛に壊された京助。愛を求めるひた向きな姿勢で愛への道を見つけた次郎。これから自らを愛されることより愛しみずからを捧げる「母性愛」をもったみゆき。3者3様の愛の形、そしてそれが「美しい人」の様であると強く感じました。
ゆいと> きれいにまとまりましたね>taki
コロ> 美しい結論…(爆)


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