１話のラスト、幌はなぜあのタイミングで涙を流したんでしょう？
その理由がいまいち分かりにくかったんですけど…。
すれ違ったトラックの幌を見て祖父との会話を思い出したんでしょうか。

自分の名前　存在に対して、大きな使命感を持っているのではないでしょうか。
名前の由来と祖父の話に勇気づけられて、
世界の全ての人を救うまで　自分は泣かないんだ　と決心した瞬間ではないだろうか。
自分はもう泣くことはない　んだと。
だから　泣いた　のではなく、泣いてみた　のだと思う。
泣けない事が辛い時には目薬点せばいいんだよね。どうってことはない。

なるほどよく分かりました。
家族や世界を救う強さを得るために、最後に泣いてみたんですね。
けっこう壮大な決意ですよね。
これは今作にかける野島さん自身の決意でもあるんでしょうか。イラクの人質事件が創作動機になっているみたいですし…。
そして最終話のラストシーンで幌は泣くのかな？

自分が冷たい人間だと悩んでいた幌。
トラックのほろを見て、おじいちゃんの言葉を思い出した。

「幌の幹は強いから、簡単には折れない。
なぐさめてあげられる、支えてあげられるじゃないか？・・幌は、誰よりも強くてやさしい証がそこにある。世界を救えるほどさ。」

朝、悲しい顔の家族を笑顔にすることが出来た。
序章だけど、自分の木は人を救えた・・
そう感じた幌は、
役目を一つ果たせた印に涙を流した（目薬だけど）
私はそう感じました。

彼は、最後にこう言ってます。
「まだ本当の涙じゃありません。　だけど、僕もいつかポロポロと涙を流す時がくるかもしれません。　　大きな僕の心の木が、役目を終えて燃えてしまう。　世界のすべての人を救い出した後には・・・・」

＞壮大な決意・・野島さん自身の決意でもあるんでしょうか
私も、そんなことが感じられた第１話でした。
神木君のナレーションが、未成年の博人のやさしく、切なかったナレーションを思い出させてくれて心に残りました。

桜井幸子さん、すごく綺麗で優しくて、「未成年」の萌香を思い出させてくれて、なんだかホッとしました。
それから、神木君も、すごく綺麗でした。
野島さんのって（ノベライズ本で読んだだけでＴＶを観ていない作品も多いのですが..）
どこか痛くて、切なくて、ピュアなものと、そうじゃないものと優しさがマーブルのように混ざっていて、
そんなところが、とても好きです。
最初観る前は「竹原直人さん」と「杉浦直樹さん」が、ちょっと濃すぎないかな？（汗）って不安はあったけど、そんなに気になりませんでした。（笑）

原田美枝子さんも、とてもよかった。

ラストの神木君のナレーション
野島ファンには、キュンときましたよね？^^

すごく良かったです。

ラストの涙は、奈々がバスに乗ってきて
万引きの濡れ衣をきせられたこと、悔しくても泣けなかったこと、お母さんのことで、悲しくても泣けなかったことも、あわせて、全て思い出したけど、トラックを見て、おじいちゃんの言葉も思い出して、
少し「したたか」っていうより「強く」なった幌君。
それで目薬で嘘泣をしてみたんじゃないかなぁ？（笑）

僕はこんなことでは、本当に泣かない。
僕が本当に泣くのは、

「．．大きな僕の心の木が、役目を終えて燃えてしまう。　世界のすべての人を救い出した後・・・・」
っていう気持ちだったんじゃないかと、私は思いました。

僕は、あの涙は本当の自分の涙だと思います。本当は泣きたいんだと思います。僕も本当の自分の気持ちに出会うこと、感動することで涙がでます。これが自分の気持ちなんだっていう感情にまだ出会えていないのではないかと思います。小さい頃は、周りの環境によってありのままに愛されなければ、自然とそういう感情がもてなくなるような事をどこかで読みました。本当なら、みんなを守ることもしたくないのに、求められれば『イヤ』とは言えない弱さがあるんだと思います。本当は幌のような幌になんかなりたくなかった。ありのままの幌が流した涙だと思います。自分を出すのが怖かったんだと思います。でも、まだ始まったばかり。どう彼の心が変わっていくのか、今後の展開が楽しみです！！

なるほど、何気ないシーンにも色々な解釈があるんですね。
奈々に対する嘘泣きというのもかわいくていいです。
来週からは幌が活躍していくと思いますけど、幌の強さや優しさが心に沁みる物語になるといいですね。