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過去ログNo1
朔父VS亜紀父  Name:うてきなぷりぱ
 今更なんですが、亜紀の父が朔太郎の父に結婚写真を頼むシーンは大好きです。亜紀の父が「もし朔太郎の父だったら写真は撮るなと言う」とあります。残された者がつらくなると、朔太郎たちのことを気遣っています。それは亜紀の行く末がかなり厳しいことを視聴者に訴えかけてきます。朔太郎の父はあえて、写真を撮ることを引き受けることを承諾する意思を伝えるために、残された写真を見て、こんな風に幸せになりたいと思うであろうと断言しましたね。もちろん亜紀の父に対しての気遣いの要素があるでしょうが、ここまで言い切れる朔太郎の父にはどういう気持ちが去来していたのでしょうか。みなさんはどう思われますか。
 こういったシーンがあるおかげで広い世代に愛されるのしょうね、きっと。
...2005/10/08(Sat) 18:09 ID:SUB.cT.s    

             Re: 朔父VS亜紀父  Name:にわかマニア
 夢島からの帰りに亜紀が倒れて病院に担ぎ込まれたとき,サクの父は夢島で撮った写真(最終的には,それが遺影になるのですが)を持って亜紀の家族を病院に訪ねています。このあたり,窮地に追い込まれた息子をさりげなくフォローしている訳ですが,しかしそれは単なる「親バカ」ということではなく,信頼して見守っているという感じです。
 その上で父親同士のやりとりを観た場合の解釈ですが,「遺された者の辛さ」は承知の上で,それでも息子が「廣瀬亜紀」という存在を全身全霊をかけて愛した証をしっかりと刻みこみ,それとしっかり向き合うことなしには,これからの人生は「偽りの人生」になってしまうという思いがあったのでしょう。そして,それゆえに,「腑抜け状態」になったサクを「どうして送ってやることひとつできないんだ」と言って庭に突き飛ばしてしまったのではないでしょうか。
 もちろん,亜紀の父に対して,亜紀が生きた証を残す手伝いをしたいという気持ちもあったと思います。
...2005/10/30(Sun) 09:42 ID:2xj6JS7s    

             Re: 朔父VS亜紀父  Name:うてきなぷりぱ
 亜紀の写真を持って病院を訪れた朔父はどんな思いだったのでしょうか。亜紀父への謝罪の気持ちと、会うことさえままならない朔太郎へのフォローの気持ちがあったのでしょう。謝罪する時に「うちの馬鹿が」と言っていることからもなにかしらの決意をもっての訪問だと感じました。この時持ち込んだ写真が、後の結婚写真の依頼に結びつくのかなと思います。亜紀の元気なときの姿を永遠に残しておきたいという親の気持ちもわかるような気がします。
...2005/10/30(Sun) 17:47 ID:e6RtYCnQ    

             Re: 朔父VS亜紀父  Name:にわかマニア
>亜紀の写真を持って病院を訪れた朔父はどんな思いだったのでしょうか。

 ここは全く推測の世界ですが,それでも,ドラマ本編にいくつか解釈の糸口が残されています。

 まず,夢島キャンプを企画した「主犯」がスケちゃんだったとしても,亜紀の体調が思わしくないのを一番知っているのはサクだし,それを承知の上で連れ出して,倒れる現場に居合わせたという意味では,サクの保護者としての責任を感じており,何はともあれ謝罪するという気持ちが第一義的にはあったと思います。

 ただ,それだけでもないと感じさせる要素も,この場面は含んでいます。
 第一に,なぜ,謝りに行く時の「手土産」が「夢島の写真」なのでしょうか。亜紀が倒れる直接のきっかけとなった「夢島」にまつわるものを持って行くというのは,ある意味,傷口に辛子を塗るような行為です。つまり,一つ間違えば相手の感情を逆なでする結果になりかねないリスクを冒してまで何故「お嬢さん,いい表情をしているんですよ」ということを伝えようとしたのかという問題です。
 第二の手がかりが,亜紀のためにクラスメートたちが病室で「プレ公開・出張文化祭」を披露した際の「あんなふうに娘は笑うのか」という亜紀の父の述懐です。

 サクの家や店には,幼馴染のボウズやスケちゃんたちもしょっちゅう出入りしているように描かれています。そうした交友関係も含めて,サクの父は息子の性格や環境を把握していたものと推測されますし,亜紀と直接会うのは第7話に入ってからだとしても,なぜ,どこに惹かれあったかも,およその察しがついていたのではないでしょうか。
 とすると,箱入娘をますます箱の中に閉じ込めようとする亜紀の父に対し,お嬢さんが本当に必要なのは「仲間たちとのつながり」なんじゃないですか(この願望は第5話で亜紀自身の口から語られています)ということを伝えたかったのではないでしょうか。それは,ある意味では,何もかもを抱え込もうとして袋小路に陥っている亜紀の父への救いでもあったのかもしれません。
...2005/10/30(Sun) 18:41 ID:2xj6JS7s    

             Re: 朔父VS亜紀父  Name:しお
 普通のお父さんは、高校生の息子の世界には、ここまで立ち入りませんよね。遠くから見守り、けして、表には出てこないといった関係をとると思います。
 朔のお父さんは、亜紀の父親から「交際をお断り」の電話がかかった時から、朔の事をそうとう心配していたんでしょうね。
 おじいさんが亡くなった時から、普通の親子関係でない、何かの連帯感が生まれていたのでしょうか。
 ところで、朔はこのときは自分では現像しなかったんですね。いつ現像を覚えたんでしょう?
...2005/11/30(Wed) 02:14 ID:JnxURxuQ    

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