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過去ログNo1
夢島の謎  Name:真の友達
夢島で二人が結ばれたかどうか?
ドラマ版【セカチュー】での永遠の謎になりました。
ファンの間では、結ばれなかった派が支配的みたいです。
私は、どちらでも良いなぁ派なのですが、その後の亜紀の台詞により、
結ばれたのではないか?との見解を捨てきれません。

その、最も象徴的なものは、
 「私、もう朔ちゃんにあげられるもの、何にも無いよ。」の一言です。

あの時、まだ亜紀はしばらくは(数年は)自分の命が続くと思っていたはずです。
だから、自分の存在が朔の人生の障害になってはいけないと思い、身を引こうとしました。
 「子供なんかも無理っぽいよね。」
涙無しに見れないし聞けない、綾子とのシーンでも、あえて【子供】でした。

夢島で【子供】の手前まで朔にあげた亜紀だからこそ、もうあげられるものはない、
そう思い、告げたのではないかと。
そして、前後しますが、
「浮気してなぁい?」と聞いたのではないかと。

皆さんはどう思われますか?
...2005/09/25(Sun) 18:03 ID:qSML2hOw    

             Re: 夢島の謎  Name:朔五郎
結ばれたかどうかは、朔と亜紀だけの永遠の秘密でしょう。それを詮索するのはいかがなものかと・・・(^^)

「もうあげられるものはない」という言葉の意味は「(身体の触れ合いや子供を授かるということも含めて)もう喜びを与えたり、朔の心の支えになったり、心を癒してあげたりすることはできない」というように、朔五郎には思われます。
...2005/09/25(Sun) 21:22 ID:PvSh0T4I    

             Re: 夢島の謎  Name:にわかマニア
 この件については,何度か議論になったことがありますが,直前の朔五郎さんのレスをはじめ複数の方が言われているように「朔と亜紀だけの永遠の秘密を詮索するのはいかがなものか」というのが結論だったようです。
 その上で,「もうあげられるものはない」の解釈ですが,確かに即物的に解釈すれば,そのように考える余地もない訳ではありません。ただ,このセリフは,直後に続く「私といてもいいことないよ」というセリフや「分かちあえる未来を失い続けた」というナレーションとセットになっていることを重視すれば,そうした即物的な解釈よりも,「喜びを与えたり支えになったりすることができない」という文脈で使われていると考えられます。

 また,この問題をセリフとの関連で考える際に忘れてはならないのは,最終回に出てくる大木あてのテープの「夢島ありがとう」の解釈です。これも論理的可能性としては,2つの解釈のいずれをも頭から排除している訳ではありません。
 ただ,あそこで最後まで進むということは,2人だけで夜を迎えるように仕組んだ大木の術中に嵌ることを意味します。テープでも語っているように,格好つけたがりの人間が,みすみす術中に嵌ると判っていながら,そうした行動を取るとは思えませんし,小心者であれば,なおさら決心がつかないでしょう。ましてや,そういうことがあったとするならば,その上で「ありがとう」というのはプライドが許さないでしょう。
 つまり,ここのセリフも,「大木君の手には乗らなかったけど,それでも将来の夢や神の存在について話し合うなど,いい思い出をつくることができた」ことを「ありがとう」と言っているのではないでしょうか。あえて「よくあんな悪戯を仕組んでくれたよね」と言わなかったのは,「格好をつけた」ためとも考えられます。

 さらに,「反復の構図」というこの物語の構成から考えた場合はどうでしょうか。
 精密検査の呼び出しを振り切ってのキャンプです。これは,病人を旅に連れ出すという本編最大の山場の前段に位置づけられるものと考えられます。そして,空港まで辿り着いたところで力尽きて倒れるというのが物語の結末です。とすると,「成就しない計画」というモチーフも当然この「反復の構図」に含まれているはずですから,こちらの見地から考えても,2人が最終段階まで進んだということについては消極的に考えざるを得ないと思います。
...2005/09/25(Sun) 21:53 ID:1Q7HIQV.    

             Re: 夢島の謎  Name:真の友達
☆朔五郎様
 詮索するつもりは全くありません。
 あんなに含みのあるシナリオを書いたライターに敬意です。
 でも、あの大人びていたずらっぽい亜紀像を思い
 その後の、朔の17年を思うと・・・
 昨年末の再放送の後、妻と話しました
 「亜紀にとって朔は花だったよね、でも、朔にとっては・・」

☆にわかマニア様
 本当に、よくできた作者の意図を感じます。
 逆に、感情論として、もし亜紀が病魔に侵されなかったら、何年か後の同窓会で、
 「ウフッ!大木君のおかげだよねぇ。」
 なんて笑う亜紀を見たかったと思います。
 結ばれていようが、否であろうが。
含みや違う展開を思わせてくれる素晴らしいシナリオですよね。

でも、あの後の朔の男らしさや亜紀への一途さを思うと・・・」
...2005/09/26(Mon) 03:12 ID:nnSdZtAM    

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