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過去ログNo1
浮気とかしてない  Name:うてきなぷりぱ
 6話の朔太郎と亜紀の再会シーンは何度見ても感動的ですが、最後の亜紀の台詞、「浮気とかしてない」はいつも疑問に思います。杓子定規的に考えますと、浮気しているような時に、亜紀を元気付けるため文化祭のロミオとジュリエットをわざわざ見せようと考えたりするだろうか。当然そう思いますよね。 確かに、クリーンユニットでの母との会話で、テープが帰ってこないことを心配した亜紀に対して、テープ断ちと称する願掛けしていると説明してました。ただ、亜紀としては、納得がいかず(母のとっさのうーそだから)、他に好きな女の子ができたのではないかと心配してました。だからあの一言はこの時点で、まさかとは思いつつも納得がいかず(全く朔太郎の声が聞けない不安もあって)出てしまった一言ではないでしょうか。確か9話でも、ラブレターに過敏に反応してました。結構亜紀は嫉妬深い(朔太郎もだけど)と思うのは少々飛躍しすぎでしょうか。
 とにかく、1ヶ月近く、ほとんど音信不通状態で、亜紀はクリーンユニットの中でつらい治療を受け、7話につながる自分の置かれている状況(症状)等々、不安や朔太郎と会えなかった悲しみは計り知れないものがきっとあったと思うのですが。だからこそ、この台詞の意味合いが何なのか、どうしてもひっかかるのですが、いかがなものでしょうか。
...2005/05/22(Sun) 20:43 ID:pXygNKx6    

             Re: 浮気とかしてない  Name:しお
 亜紀は、両親が白血病の事実にいっぱいいっぱいになって、朔にも誰にも入院先を知らせていないことや、朔を恨む事でしか立っていられない真がテープを没収していることは、知らないわけですから、「貧血の重いもの?で普通に入院している」「みんなは当然病院を知っているが、面会謝絶だから合えない」と思っているわけですよね。
 朔からテープが帰ってこないので、最初は親が朔にテープを渡していないのではないかと疑って、お母さんに「テープ渡してくれてるんだよね?」ときいています。たぶん、その前にもテープをお母さんに渡すたびに同じことを聞いていたと思います。
 お母さんが、渡している・・・とうその説明をしたので、次の疑問として、「何でテープを渡しているのに返事がかえってこないのか?」と考えたと思います。朔が「テープ断ち」と言ったというのも、何でなのか、理解できないし、テープを返してこないのは、ほかに理由があるんじゃないか・・・、でもほかに理由なんか思い浮かばない。
 面会謝絶が解けたときに、朔ちゃんに電話するので10円ちょうだい・・といっていますが、そのとき朔は自宅にいなかったので、電話は通じてないでしょう。その日の夕方、お母さんからは、ともよ・介・坊主が芝居をしに来ることが伝えられますが、朔はこれないといわれます。ここでも、「朔ちゃんなら1ヶ月以上も合えなかったんだから、授業をサボってでもきてくれると思うんだけど・・・・なんか変だ・・・」と考えたと思います。ずーと「なんか変だ」と考えていたのが、ここへ来て「やっぱりほかに好きな人ができたのでは」と考えてしまったのではないでしょうか。
...2005/05/24(Tue) 02:25 ID:WSyEeeDo    

             Re: 浮気とかしてない  Name:にわかマニア
 このテーマは結構奥が深いので,過去ログ送りにさせず,皆さん,議論の続行を。
 ところで,この投稿の主目的は過去ログ落ちの阻止にあるのですが,全くのカラ投稿ではもったいないので,本筋からそれますが,若干気になったことを・・・

 このタイトルは劇中のセリフをそのまま引用したものですが,「浮気してない」ではなく「浮気「とか」してない」となっています。他にも,「他にやりたいこととかないの」など,「とか」という表現が結構多用されている感じがするのですが,○○「を」と言うところを「とか」と言うことで,対象を絞り込んで特定するのを薄める(逆に言えば,お互いに「逃げ道」をあけておくとも言えますが)という語法は,80年代に既に定着していた言い方でしたっけ。
...2005/06/01(Wed) 23:16 ID:BnVTc8T6    

             Re: 浮気とかしてない  Name:しお
追加します

>結構亜紀は嫉妬深い(朔太郎もだけど)と思うのは少々飛躍しすぎでしょうか。

 亜紀のもともとの性格はそうではなかった思います。2話では、朔は毎日一緒に帰りたがっているのに、亜紀は「今日はいいよ」と言うシーンなどがあります。ほかにも同じように、亜紀のほうが余裕を持っている感じで書かれています。
 そういう元気なときの亜紀と、病気になってからの変わりようが、時々出てきて、それが見ていて、悲しいです。
 慢性的な重い病気になった人は、たとえ、その人がかわいかったり美人だったとしても、「「健康な人には勝てない」と、どうしても心の奥底で思ってしまう」そうなのです。亜紀もそうだったんではないでしょうか。だから、亜紀が入院してから浮気を気にするようになったのは、亜紀の元からの性格ではなく、病気になった人に共通する不安だと思います。
 それが修学旅行前に、亜紀の父が朔に言った「治療は何年かかるかわからないんだぞ。君の人生ってものがあるだろう」という言葉を聞いたことや、朔の浮気を疑ったあとに見せられた介ちゃんの姪の写真を朔がうれしそうに見るのを見て、亜紀は「子供なんかも無理そうだよね」「自分といても、いいことなんか何もないよね」と考え、朔と分かれる決心をしたことにつながっていると思います。
 
...2005/06/02(Thu) 05:01 ID:fl1R53fc    

             Re: 浮気とかしてない  Name:dance in the dark
私がおっさんだからでしょうか?ドラマでは表現されてませんが、夢島でふたりは結ばれたんですよね?(そりゃそうでしょう。朔の優しさに感極まった亜紀に後ろからそっと抱きつかれりゃそのまま・・・。)、後に発見されたテープにも「・・・これからも昨日のように朔ちゃんと手をつないでいけたらと思うよ。」と言ってますよね?
だからこそ、事情があったにせよ1ヶ月も会えなかった朔に「浮気とかしてない?(あの日ひとつになったのに・・・。)」と聞いたのでは?
ラブレターの事にしても、朔やトモヨや介ちゃんのいとこに今の自分に失いつつある生命力の眩しさを感じたんですね。だからそのあとマスクをする朔に「病人だと言われてるみたいだからやめない?」と問いかけるんですよね。ここら辺の台詞や演出、すばらしいと思います。
...2005/06/06(Mon) 00:07 ID:u8oyabag    

             Re: 浮気とかしてない  Name:しお
dance in the dark さん、こんにちわ。
このサイトの左のメニューの「セカチューの謎」コーナーに管理人さんとBBSに過去に書き込んだ皆さんの解釈が紹介されています。
そのままコピーすると・・・
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Q02. 5話:サクと亜紀は夢島で結ばれたの?

大木の計らいで、無人島・夢島の廃宿で二人きりの夜を過ごすことになったサクと亜紀。
サクは枕の下に避妊具を忍ばせていましたが、亜紀に発見されてとがめられます。

ただその後は突然、「あの世って信じる?」「神様はいるの?」という神秘的な話になり、その後、何もない(?)まま寝静まるシーンに移ります。亜紀が電話音の幻聴を聞いて起きるシーンまで、二人は熟睡していたみたいです。

つまり「結ばれた」ことを匂わせる演出はないと言っていいので、これでは結ばれたと考えるのは難しいと思います。ただハッキリと「結ばれてない」とも言ってないので、「結ばれた」という解釈もできるでしょうね。 結局のところ解釈次第と(笑)。

ちなみに原作と漫画ではたぶん結ばれた。映画では結ばれてない。という見せ方でした(ただこれも解釈によります)。

以下は当サイトBBSからの抜粋(みなさんの解釈)です。


”結ばれた”と信じたいです。スケが用意したモノを発見した時も、本気で怒っていなかったように思えたのですが…。二人で蛍を見ていた時の亜紀の幸せそうな顔は、心も身体も結ばれた喜びが溢れていたように見えました。
(きたろうさん)


私も絶対結ばれたと信じたいです。2人にとっての夢島は、まだ病気のことを知る前の最高のひと時だったから…。 (natettaさん)


原作もどちらともとれる表現だし、結ばれても、結ばれなくても視聴者から批判があるのであいまいでしょう。 (家庭教師よしさん)


物理的に結ばれたことなんてスケちゃんのキスと同じで2人に大きな意味を持たないから、あってほしくない、というか許さんw。
突然発見したホタルを二人で観た時間は、体を重ねること以上に価値があることで、2人の絆をより強くしたんじゃないのかな?って思いました。
(milkさん)


原作でも、1行の空白。ドラマでも、カットが変わり、時間経過がある。
どちらだったかに関しては、まったく解らないように作ってある。このドラマには、多義性が散見され、面白い。
主人公が作者の手を離れ、一人歩きし始めるともいいますね。原作者も、脚本家も答えを知らないと思います。
サクちゃんと亜紀だけの永遠の秘密です。この件、問うのは「野暮」かも。
(上野の野、日暮里の暮さん)

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(ここまでコピー)

みなさんの意見では、体の関係があってもなくてもどっちでもいいし、2人のその後の関係はかわらないということなんだと思います。
(朔の年齢だと、それは本人にしては重大な関心事には変わりないと思いますが、しかし、また、その後の2人の関係がそれで変わるわけでもないでしょう。)
...2005/06/12(Sun) 05:55 ID:eVapUjP2    

             Re: 浮気とかしてない  Name:うてきなぷりぱ
よく考えてみたら、この再会のシーン、朔太郎が亜紀が白血病であることを知っているか、知らないかで全く意味合いが違ってくると思います。あまりにも朔太郎の台詞が少ないような、再会できたのはとてもうれしいけれど白血病であるという事実を知ってしまってる以上、再会の喜びに浸ってばかりもいられない事情もあったと思います。そんな朔太郎の雰囲気を察したのでしょうか、思わず不安にかられてのあの台詞だったような気がします。
...2005/07/16(Sat) 21:50 ID:qz2AZIMU    

             Re: 浮気とかしてない  Name:うてきなぷりぱ
「浮気してない」ではなく、「浮気とかしてない」なのは別の女性を好きになってしまったのではないかとことの他に、亜紀自身が忘れ去られてしまうのではないかと言う意味合い(他に関心のあるもの、打ち込める物に出会った。)もあるような気がします。現在のように携帯やメールがなかったこの時代だったからこそ、再会のシーンで朔太郎が亜紀に何度も名前を呼ぶように求めたのもうなずけるような気がします。皆さんは、朔太郎が何度も、名前を呼ぶように亜紀に求めたのは何故だとお考えになりますか。
...2005/09/13(Tue) 21:39 ID:AJd/q0ns    

             Re: 浮気とかしてない  Name:しお
父母や介ちゃん・ボウズ・智世は朔のことを「サク」と呼び捨てしますし、クラスメイトや先生は「松本」「松本君」と呼ぶでしょう。
「サクちゃん」と呼ばれるのは亜紀だけでした。
(母親とおばあさんには9歳くらいまでサクちゃんと呼ばれたかもしれませんが)。

 朔が「サクちゃん」と呼ばれて思い出すのは、夢島の夜の亜紀との長い会話だったのでしょうか。
それとも4話で描かれていた、自転車に2人乗りの時の会話でしょうか。
 しばらく合えなかったことで、朔には、「サクちゃん」と呼ばれること=特別な懐かしい心理が形成されていたのではないかと思います。

亜紀に「サクちゃん」と呼ばれることが、「亜紀とやっと合えた」という証明(信じられないけれど、現実だと思う心理)のように感じたのではないでしょうか。
...2005/09/16(Fri) 02:10 ID:IyUHLXoE    

             Re: 浮気とかしてない  Name:alchemist
>>「サクちゃん」と呼ばれるのは亜紀だけでした。
亜紀は他の人にサクのことを話すときには「サク」と言っていて「サクちゃん」と呼ぶのは二人の会話の間だけですよね。(違うときもあります)
朔太郎はいつも「アキ」と呼んでいますし、亜紀も「サク」と呼んでもおかしくない。
それを亜紀に「サクちゃん」と呼ばせることで、二人の距離や、朔太郎への気持ちがより鮮明になっていると思います。
細やかな気遣いの脚本にはいつも感心します。

#最初の質問からかけ離れたコメントで申し訳ありません。
...2005/10/02(Sun) 20:35 ID:j5EI3u0s    

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