ドラマ「101回目のプロポーズ」
50年後の君を、今と変わらず愛している――2005/2/23 ↓リメイク作情報をUP
101回目のプロポーズとは...
1991年7〜９月に放送されたフジ月９ドラマ。婚約者を交通事故で亡くした美人チェリスト・薫(浅野温子)と、99回お見合いに失敗中のさえない中年男・達郎(武田鉄矢)との異色純愛ラブストーリー。
この頃流行っていた美男美女のトレンディドラマとは一線を画した斬新な内容と、思わず達郎を応援したくなる純愛ストーリーで、最終回視聴率は36.7%を記録するなど大ヒット。 「僕は死にません！」や「50年後の君を今と変わらず愛している」などの名セリフを残した。 その後に人気脚本家として活躍することになる野島伸司氏のブレイク作でもある。
近年、チェ・ジウ主演で日韓中合作でリメイクされています。(↓リメイク詳細)
番組データ...
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「101回目のプロポーズ」名セリフ...(ノベライズ本から引用)
おまえはガキのころから、運動でも勉強でも、オレと違ってたいした努力もないのにまぁまぁの線までいくもんだから、ハングリー精神に欠けてるんだ。
恋愛でもそうだ。オレはおまえが真剣に誰かを好きになったところを見たことがない。
それじゃあダメだ。
真剣に好きにならない奴は、真剣に好きになられることもないんだからな。
もういいさ。オレは、欲しがるだけで与えようとはしなかったんだ。
でも、あのオッサンは与え続けた。それが、だんだん薫に届いたんだ。
男はね、昔からずっとだらしなくて、弱い生き物なのよ
だからおだてたりすかしたりして、女が強くしてあげてたの
でも今の女の子は、自分がおだてられたりすかしてもらったりしたがるから
男の子は弱くてだらしないものなのよ
長い時間をかけて振り向いてくれればいいっていう……そんな愛し方もあるよ。
たぶんあのオッサンは、そのタイプだな。
あなたを恨むなんて、そんな気持ちはありません。
恨むとしたら、あなたの視界を埋められなかった自分自身を恨みます。
たとえひと時でも、こんなボクと結婚しようと思ってくれたあなたをどうして恨めますか？
あなたがもしも、同情でボクの方に戻ってくるつもりだったなら、恨んだかもしれませんけどね。
僕の夢は、弁護士になることだったんです。
とっくに諦めてたんですけどね。
でも、もう一度、やってみます。
心が泣いてるんです。
あなたにもう会えないと思うと、朝も昼も夜も、心がピーピーピーピー泣くんです。
きっと、春も夏も秋も冬も泣き通しです。
だから僕は、もう自分の夢も薫さんも諦めません。
男として、あなたを、もう一度取り返してみせます。
結婚したら恋愛感情が安らぎみたいなものに移行していくものだとは、漠然と分かってはいたし、それを望んでもいたの。
けど、きっと藤井はそれができないタイプなのね。
恋愛感情が薄れていくと、あたしを美加の母親という目でしか見てくれなくなって…
寂しいというよりは、不安になったんです。
その先の、長くゆっくりと流れていく時間を…それを思うと…息が苦しくなってしまって……
再婚相手の人、区役所に勤めててね、ほんとに真面目だけが取り柄の人なんだけど、一緒にいるとなんだかとても落ち着くの。
女って、年を取っていくと外見だけじゃ若いコに勝てなくなるでしょ。
その人ね、ずっと長く必要なんだっていう優しい目をしてくれるんです
ガキの頃から、ずっと諦めの人生だったんだ。
自分の夢も薫さんとの結婚も諦めちまったら、残りの人生すべてを諦めたことになる。
……狂ってると思うかもしれないが、その通り、狂ってるんだよ。
狂おしいくらい、あの人を、愛してる
オレはなぁ、次に生まれ変わったら、顔もスタイルもこんなんじゃなくてな、女の方からキャーキャーやってくるような男になりたいって
頭も切れて仕事もそつなくこなして金もあって……
とにかく、自分と正反対の男になりたいって思ってたんだ。ずーっとな。
それがよ。ここんとこオレは、このオレ、つまり星野達郎という男もなかなかいいじゃないかって思えるようになってきたんだよ。
オレさ、薫さんを好きになっていくうちに、いつのまにか自分のことも少し好きになってたんだよな。
星野さんみたいな人は初めてですよ。
人間、結局は自分が一番かわいいようなところがあって、いくら好きだって言っても身を切ってまで恋愛には生きられないっていうか…
愛してくれる人に精一杯こたえていくっていう、もうひとつの愛の形に気づかなかった
管理人(FUMI)の個人的感想...(ネタバレあり)
「101回目のプロポーズ」は感動的な純愛ドラマですが、まず恋愛の設定がユニークで面白いです。
浅野温子(薫)と武田鉄矢(達郎)で果たして恋愛ドラマが成り立つのか？と誰もが思ったはずです。
うだつの上がらない万年係長・達郎。容姿が良いとは言えず、財力もない。お見合いにも99連敗中。
１話、気乗りしないままお見合いに望んだ薫は、初対面の達郎を前にして思わず苦笑してしまいます。 それはおそらく視聴者も同じで、どうしても釣り合わない二人。
でも達郎の猛アプローチによって、薫、そして私たち視聴者の価値観が少しづつ変わっていきます。
達郎は容姿や財力などで他の男に負けたとしても、「薫を愛する気持ち」だけは誰にも負けていないんですね。
少し極端な形だけど、本当に大切なのは見た目とか金銭とかではなく、相手を思う気持ちでしょう？と訴えかけてくるわけです。
だから私たちも回が進むごとに達郎を応援したくなってきます。最初は笑いながら見ていたとしても…。
事故死した薫の婚約者のそっくりさんが現れても、やはり「薫を愛する気持ち」だけは誰も達郎には勝てません。
自分をこれほどに愛してくれる人がいる…ということの幸せに気づいた薫は、「愛してくれる人に精一杯こたえていく」という愛によって達郎と結ばれます。
人を真剣に愛することで、コンプレックスを乗り越えて変わっていった達郎。
人から真剣に愛されることで、たとえ地味でもそれこそが幸せであると気づいた薫。
達郎の恥ずかしいほどの「真剣さ」が心を打ちます。
1991年日本版関連グッズ...
「101回目のプロポーズ」DVD-BOX2001/10/17発売 ポニーキャニオン 定価\20,790
4枚組のDVD-BOX。セル(販売)のみで、レンタルは対象外。
→ポニーキャニオン / →Amazon / →楽天
[ビデオ] 全4巻 (※店舗によっては現在もレンタル中)
[ノベライズ本] 「101回目のプロポーズ」(ハードカバー) (→Amazon)(1991/9発売 太田出版 \1068 293P)
ISBN4-87233-034-X
※絶版
[ノベライズ本] 「101回目のプロポーズ」(文庫) (→Amazon)(1992/10発売 角川書店 \505 306P)
ISBN4-041845017
※絶版。ハードカバー版と同内容ですが、文庫には大多亮氏の後書きが加えられています。
[サントラCD] オリジナル・サウンドトラック (→Amazon)作曲：西村由紀江
(2001/2再発売 ポニーキャニオン \2730)
日韓中合作でリメーク...「第101次求婚」
「101回目のプロポーズ」が近年、韓国＆中国の合作でリメイク制作されています。
タイトルは「第101次求婚」。
主演は「冬のソナタ」で日本でも人気のあるチェ・ジウ。
リメイク作の脚本は韓国の方で、野島伸司氏のオリジナル脚本全12話から全20話へと脚色されているとのこと。
■ リメイク作の情報まとめ。
・オリジナル脚本全12話を元に脚色した全20話。
・脚本はチェ・ワンギュ、監督はクラレンス・フォク。
・チェ・ジウが1話あたり1800万ウォン(約180万円)の出演料を得て出演。
・2003年からロケをスタート。
・主題歌はシン・へソン「約束します」。
・中国では2004年9月に放送済み。
・韓国でも近日放送予定。
・日本でもフジテレビで今後放送予定。
▼ ソース記事
K-PLAZA(1/11) / 朝鮮日報(1/17)
▼ 関連
番組の画像(中国サイト)
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↓2005/2/23追記
日本での放送が決定しました。
スカパーのフジテレビ721で4月17日(日)から毎週２話放送です。
地上波での放送予定は今のところないみたいです。
それに合わせて、1991年オリジナル版の「101回目のプロポーズ」も4月11〜18日にフジ721で放送されるとのこと。
詳しくはフジテレビ721のページに載っています。
▼ 関連記事(2/23)
サンスポ / 毎日新聞
このリメイク作のチェ・ジウ写真集が2月25日に発売されます。
「101回目のプロポーズ」チェ・ジウ写真集
(竹書房 \2835)
→Amazon.co.jp / →セブンアンドワイ
写真集の関連記事：デイリー / 日刊スポーツ
